ランドスケープデザイン誌で連載が始まりました。 タイトルは『小口健蔵が行く。パークマネジメントの最前線!』 第1回は「フローラルガーデンよさみ」がかなえていること




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2017年6月23日発売の『ランドスケープデザイン』誌 NO.115 ランドスケープデザイン誌で連載が始まりました。タイトルは『小口健蔵が行く。パークマネジメントの最前線!』第1回は「フローラルガーデンよさみ」がかなえていること です。

6ページの記事、頑張って書きました。

フローラルガーデンよさみの取組み、大変面白いです。

詳しくは

http://www.marumo-p.co.jp/SHOP/LD115.html

この記事を読んで、刈谷市のフローラルガーデンよさみを訪ねてみてください。

編集部の許しを得て、さわりを紹介します。

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1.連載をはじめるにあたって
世の中が大きく変わろうとしています。そう、公園の世界がです。17年前、東京都の造園職として勤務していた時から『公園経営』、つまり今日いわれる『パークマネジメント』が必要なことを唱えてきました。昨年5月に国土交通省が発表した『新たなステージに向けた緑とオープンスペース政策の展開について(新たな時代の都市マネジメントに対応した都市公園等のあり方検討会最終とりまとめ)』は、そうした取り組みが必要なことを伝えています。そして、この4月に都市緑地法等の法律の改正が行われました。
この連載では、こうした新しい時代にあって全国10万か所の公園がその持てる力を大いに発揮し、市民のための公園づくりがさらに進むことを応援しようと、日本のそして海外も含めた公園におけるベストプラクティスを紹介し、読者の参考にしていただこうという企画です。
 さて、連載第一回で紹介するのは、愛知県刈谷市にある『フローラルガーデンよさみ』です。
 その詳細をレポートする前に、筆者がなぜ、公園経営が重要だと考えたきっかけの話をしましょう。

2.日比谷公園100年記念事業で考えたこと
2003年のことです。日比谷公園が100年を迎えました。何とか祝いたいと考えたのですが、財政危機でお金がありません。東京都の公園予算は惨憺たる状況でした。なんとか祝いたい。しかし、予算がない。でも、何を祝うのか。このままでは、ますます公園がボロボロになってしまう。現状を打開したい。未来の公園を考えようと公園の使い方に着目しました。
それは何か。使いたいのに使わしてくれないなど、公園を静的な利用にとどめている現実がありました。そこで、財界人も入れた100年実行委員会を結成し、公園を活用する様々なイベントを民間の知恵と資金で実施することにしたのです。
その結果、行政では思いもつかない魅力的なイベントが次々に提案され、実行に移され、それはそれは、とてもエキサイティングな経験でした。この経験から、私たちは、新しい公園の価値を発見しました。公園が果たさなければならない役割を深く認識したのです。
ここから、東京都の公園政策は大きく転換しました。公園経営をより進めるためのパークマネジメントマスタープランを作成し、民間からの寄付を集める仕組みもできました。企業などが公園でイベントができるよう規制緩和し、さまざまなステークホルダーと協働して公園管理する方向に転換したのです。2004年のことです。
この時の経験が基礎になり、私自身は、今は、全国から呼ばれてパークマネジメントのアドバイスをしています。

3.社会の課題解決に公園は力を発揮できる場所。それも公園らしさを生かすことを考えたい。
公園には社会の課題を解決する力があると考えています。公園が発明されたのは産業革命期のイギリスです。それはその当時の社会の課題を解決するためでした。それが世界に広まり、日本も明治維新後に導入したわけです。
公園の役割は、レクリエーション、都市の骨格の形成、景観づくり、環境保全、コミュニティ形成の場、防災などの役割があり重要だということで日本全国各地に整備されてきました。いま全国には10万か所、12万fの都市公園があります。
しかし、これらの公園が今の時代に本当に使われているのか、社会のために役立っているのかなど疑問に思えることが、数々あります。
今日、日本の社会には様々な社会の課題があります。
こうしたことを、解決しなくては世の中はよくなりません。それも、公園らしい特性を生かして出来ることはたくさんあるような気がしています。例えば、公園に花があり、多くの人がそれを楽しむ中で、社会の課題も解決出来たら何と素晴らしいことではないでしょうか。

■フローラルガーデンよさみ

・依佐美送信所跡地利用の刈谷市立公園
・面積34,300u
・依佐美送信所記念館のほか、公園管理事務所や集会所機能をもつ建物フローラルプラザ内にカフェ、その周りにイングリッシュガーデンや親水施設があり世代を問わず利用されている。
・遊具やせせらぎ、多目的広場があり、休日にはミニSL(有料)も運行し、親子連れに人気
・2007年にオープン。2012年に指定管理者がコニックス鰍ノ変わりリニューアルオープン

4.フローラルガーデンよさみで驚いたこと
よさみについては、去年の9月に行くまで知りませんでした。訪ねてびっくりです。 何に驚いたかというと、
@ フローラルプラザという建物があり、そこ
を様々な形で生かしていること
Aイングリッシュガーデンの質が高いこと
B年間2万ポットもの草花の苗をボランティアと一緒に種から育てていること
C作っている苗の種類がプロ級だったこと
Dもともと整備されていたイングリッシュガーデンや園地、建物をリニューアルして価値を増していること
E公園を飛び出して地域の花壇づくりも指導していることなどです。
あまりに驚いたので、どうしてこんなことが出来ているのかを深く知りたいと思い、翌月に再訪しました。その時には、ガーデンボランティア『よさみジャルダンクラブ』の方々とも会え、生き生きと活動している姿を見て、またまた驚きました。ま、何と楽しそうにガーデンの草取りをしたり、おしゃべりをしていることかと。

この続き、あと4ページは、購入してのお楽しみです。

井の頭公園100年実行委を11年前に作ったわけ

連載第9回 小口健蔵のパークマネジメントのヒント 環境緑化新聞 2017年6月15日号 

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上空から見た井の頭公園
 
井の頭公園100年実行委を11年前に作ったわけ

5月1日、井の頭恩賜公園が100年を迎えた。行政と市民が協働する「100年実行委員会」へのメディアの注目が高く、私にも取材があった。なぜ11年も前に実行委員会を作ったのかというのだ。

事の発端はこうだ。2004年末に西部公園緑地事務所長に就任してすぐ、ライオンズクラブのメンバーがやってきた。「井の頭池の水をきれいにしたい」という。勉強会を開くことにした。調べてみると、湧水の復活が鍵だという。そこで、06年4月、共同で「水質浄化実行委員会」を発足させ、シンポジウム「よみがえれ!井の頭池」の開催にこぎつけ雨水浸透ますの普及をテーマに取り組んだ。

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よみがえれ!井の頭池シンポジウムポスター


そして、3か月後に実行委を「井の頭公園100年実行委員会」に衣替えした。

課題は池のことだけではなかった。花見シーズンは未明まで宴会が続き、喧嘩など乱暴狼藉がまかり通っていた。園内では許可を得ず露店や大道芸をする人もいて、苦情が来ていた。公園管理者として、攻防戦を何年も続けていたのだ。そこで、「100年」を掲げた実行委に、池の浄化にとどまらず、公園をめぐる幅広い課題に関わってもらうことにした。

露店と大道芸の問題はルールをつくり、「アートマーケッツ」の仕組みとした。占有許可を受けた実行委が出店者の募集、登録を行い、経費を徴収する。今では街のにぎわいづくりに一役買っている。

そう、100年実行委員会は、100周年をただ祝うためにつくったのではなく、公園を核に市民や行政が連携して課題解決にあたり、その結果として公園と街が素晴らしいものになったことを祝いたいと考えたのだ。

嬉しいのは、この仕掛けを皆が理解し、人が変わってもさらに発展する形で引き継いでくれたことだ。14年からは水質浄化や外来種駆除などのため、池の水を抜く「かいぼり」という新しい企画を考え、作業に計900人を超えるボランティアを動員するなど市民の関心と参加を増やし、それがさらに公園や街を良くしようと考える人々を動かし、100周年の様々な事業が民間主導で実施されるようになった。

「かいぼり」には少なからぬ費用が掛かる。市民の熱い思いが財政当局を動かし、事業推進がなった。草の根の公民連携でスタートした実行委も、いまでは、都や武蔵野、三鷹両市、地元のライオンズ、ロータリー両クラブ、商店会連合会など24団体で構成する大きな組織に育った。そして、公園が、まさに社会の課題を解決するための学校としての役割も果たしているといえよう。

100周年記念式典では実行委員長の青山やすし明治大学教授が、『井の頭恩賜公園のこの11年間の取り組みは全国の模範ともいえる取り組みになった。さらに市民と協働し磨きをかけたい』と挨拶した。

(公園プロデューサー 小口健蔵オフィス代表)

公園管理運営士会のQPA通信NO.49にコラム『稼ぐ公園とは?』を書きました。

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以下は、掲載した原稿です。
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稼ぐ公園とは?

小口健蔵 (公園プロデューサー 公園管理運営士会・関東支部長 小口健蔵オフィス代表)

一昨年の日本造園修景協会の造園夏期大学で「地域社会・経済に貢献する公園、稼ぐ公園の作り方」というテーマで話をしました。当時はまだ「稼ぐ公園」といっている人はいませんでした。依頼は、「公園における民間活力導入について」だったのですが、民間活力導入は何のためにするのかをクリアーに出したほうが伝わるだろうと考え、エッジの効いた言葉として「稼ぐ公園」をテーマに入れました。

「稼ぐ」の意味はただ単純にお金を稼ぐことだけではありません。社会経済に貢献すること、地域の不動産価値もあげることも含めています。

社会の課題を解決しなければ世の中はよくなりません。@人口減少を少なくする A交流人口を増やす B雇用の創出、産業の振興 C健康寿命を延ばし医療費を削減する D次代を担う子供たちの健全な育成 E格差社会・貧困との闘い F防災・減災 など課題には様々なものがあります。

公園が発明されたのは産業革命期のイギリスです。労働の再生産には、過酷な環境で働き手狭な家に暮らす労働者のための健康と気晴らしの場が必要でした。社会の課題を解決することは今でも同じです。列記した課題を公園の特性を生かして解決したいものです。

ニューヨークの五番街近くにブライアントパークがあります。麻薬取引の場にもなり見通しが悪く荒れきった公園だったのですが、住民が立ち上がり思い切ってデザインを変え、運営管理も市の直営から住民や企業主体の民間団体に移しました。周囲の企業などから運営費を負担させる仕組みも導入し、今ではニューヨークで一番おしゃれで賑わいのある公園になっています。

その結果何が起きたのでしょうか。

地価が上がったのです。当然、市の税収が増えます。公園が生まれ変わり地域を変えたのです。これも稼ぐ公園といっていいでしょう。

大阪市が取り組んでいるパークマネジメント事業も注目です。大阪城公園、天王寺公園で設置許可と指定管理を組み合わせて20年民間に任せるという思い切った施策を打ち出しました。もともとポテンシャルをもっている公園を規制緩和して運営方法を変えたり、リニューアルするなど、今年の4月末に成立した都市公園法の改正を先取りする取り組みがされました。

それまで、指定管理料など市の持ち出しが必要だったところに、市の払う指定管理料はゼロで逆に納付金が市の懐に入る仕組みとなっています。まさに「稼ぐ公園」です。

まあ、あまり難しいことを考えるのではなく、普通の取組でもいろいろのことができます。

このところ、公園にカフェやレストランを誘致する動きが加速しています。都立駒沢オリンピック公園にも新たにおしゃれなカフェ・レストランが出来ました。これをきっかけに、たくさんの人が公園に集う機会を作るでしょう。公園に行きたいなと思えることが増えれば、外出機会を多くし、歩く人を増やします。緑に囲まれたところでいきいき遊ぶ子供たちの姿を見るだけでも、心が晴れることがあるでしょう。それは体と心の健康に貢献します。

通常の公園は365日開園しています。大きな公園ならば職員は常駐しているでしょう。公園の維持管理費、人件費は固定費としてかかってきます。公園に入るのにはお金はかからないので売り上げはありません。しかし、「公園に来た人×その人が受けた公園での効用(価値)」をその公園の「売り上げ」と考えたらどうでしょうか。

この「売り上げ」を増やせば、増やすほどその公園は社会・経済に貢献する公園、つまり「稼ぐ公園」といえるのではないでしょうか。

河川法改正20年インスパイアプログラム「水辺の時代を開く」〜水意識社会の形成を目指して〜 が開催されます。


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↓ 国土交通省プレス発表
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo04_hh_000049.html

平成29年5月19日

国土交通省は、平成9年の河川法改正から20年経過することを契機に、これからの時代を生きる私たちの生活と河川との新たな繋がりを構築するために、河川法改正20年インスパイアプログラム「水辺の時代を開く」を平成29年6月4日に開催します。

平成9年の河川法改正により、「河川環境の整備と保全」が法の目的として明記されてから、平成29年6月4日で20年を迎えます。

河川法改正から20年経過した今、河川をほとんど意識していなかった人々や民間事業者が河川の外から改めて河川の価値を見い出すなど新たな動きが始まりつつあります。

このような河川への関心の高まりや現在の社会情勢等を踏まえ、これからの時代を生きる私たちの生活と河川との新たな繋がりを構築することで、河川の有する多様な価値を日常的に享受し、人々の意識の深部に河川への畏敬と感謝の思いが浸透している社会「水意識社会」を形成するため、河川法改正20年インスパイアプログラム「水辺の時代を開く」を下記のとおり開催します。


               記

1.日時:平成29年6月4日(日) 15:00〜17:30(14:30開場)
2.場所:東京サンケイビル サンケイプラザ 4Fホール
     〒100-0004 東京都千代田区大手町1-7-2
3.プログラム:別紙参照
4. 定員:400 名(要事前申込、先着順)
     ※参加をご希望の方は、次のWebサイトよりお申し込みください。
      https://thinkriver.jp/
5.対象:河川管理者(国、都道府県等)および民間事業者やNPO 法人 等
6.参加費:無料
7.取材:傍聴・撮影ともに可(要事前申込、先着順)
   ※取材をご希望の報道関係者の方は、
   上記4.のWebサイトよりお申し込みください。

自治体が直営で管理する公園のホームページを予算ゼロで作る方法


環境新聞連載コラム(5月15日号)
小口健蔵のパークマネジメントのヒント

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出典:泉自然公園ホームページ

自治体が直営で管理する公園のホームページを予算ゼロで作る方法

指定管理者制度が都市公園にも導入されて10年になる。現在全国10万カ所の都市公園のうち12%、1万2千か所に導入されている。12%というと少ないように思うが、面積でいうと全国約12万haのうちの43%、5.2万haになる。指定管理者制度のよいことの一つとして管理運営者になった民間事業者が柔軟な発想で広報やイベント企画などに取り組むことが増えてきたことがある。例えば公園のホームページは、広報や集客にいまや欠かせないツールとなっている。これはと思う公園のホームページをインターネットで検索すると、様々な工夫をしたページが出てくる。それらを比較して見ることで事業者の熱意や力量を知ることもできる。

こうして指定管理者制度を導入した公園は、競争の結果が反映されて、だんだん良いものになっていくが、直営公園はどうだろうか。

検索してみると分かるが直営で管理している公園にはちゃんとしたホームページがないところが多い。あっても自治体のホームページにコーナーがある程度で、更新頻度は少なく、情報量や魅力に欠け、公園に出かけようという気を起こさせるものになっていないものがほとんどだ。指定管理者制度導入10年で大きな差がついたといえる。これは由々しきことではないだろうか。

そんな中、千葉市が面白い取り組みを始めた。

直営で管理している泉自然公園でこの4月より民間事業者である(株)オリエンタルコンサルタンツの提案を取り入れ、駐車場収入等を原資にファミリー層をターゲットとしたホームページの作成や、公園の潜在的な魅力を生かしたイベントの実施等をするという。公園ホームページを地域の情報プラットホームとしても運用することで、泉自然公園を核とした周辺地域の魅力向上及び活性化にも取り組むという。

早速、今春、お花見が始まる前に新しいホームページが開設された。斬新なデザインでPCでもスマホでも見やすい工夫がされている。フェイスブックやインスタグラムとも連動させ、開花状況や駐車場の混み具合、イベント情報がリアルタイムで更新されている。ファミリー層を中心とする利用者はこうした機動性のある情報提供も求めているのだろう。

この取り組みの胆は、駐車場収入を原資にするところだ。魅力あるホームページや様々なイベントで入園者を増やし、駐車場利用者も増やすことでこれまで以上の収益を上げ、その果実を活用してソフト事業をし公園事務所をサポートしようというのだ。前契約が残っているのでまだ実現していないが提案の中には飲料等の自動販売機運営も組み込み、集客努力により自動販売機収入の向上につなげ、さらにその収益を公園のサインを改善したりする魅力向上策に活用するともいう。民間事業者の努力が収益面でのメリットも生むようインセンティブ提供の知恵も大切である。

(公園プロデューサー 小口健蔵オフィス代表)

泉自然公園ホームページ↓
http://izumi-park.city.chiba.jp/

彩の国さいたま人づくり連合主催のセミナー 多様な「場」づくりからまちの活性化を考える〜包括的な地域経営と公共空間利活用〜 が開催されます。


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詳しくは埼玉県ホームページより↓
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2017/0428-21.html

セミナーは午前9時45分〜12時までで、午後13時〜16時45分は産民学官・政策課題共同研究の第一回研究会が開催されます。研究会冒頭に小口が「パークマネジメントの未来 あなたの街の公園をもっと世の中のためになる公園に変えよう!」をテーマにお話しします。研究会はだれでも見学ができるようです。

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彩の国さいたま人づくり広域連合では、県・市町村・企業・NPO及び大学等の協働による「産民学官・政策課題共同研究」を行っています。今年度は「持続可能な郊外住環境実現プロジェクト 〜空き家、高齢者、働き方から考える〜」と「公共空間の利活用による地域活性化プロジェクト 〜公民連携で多様な『場』を作るには〜」をテーマに研究を行います。

研究のスタートにあたり、2つのテーマに関するセミナーを開催します。どなたでも参加できますので、是非お気軽にお越しください。参加費無料です。

1 日時
 平成29年5月18日(木曜日) 9時45分〜12時00分
2 会場
 埼玉県県民健康センター2階 大ホール(さいたま市浦和区仲町3-5-1)
3 内容

基調講演
「パブリックスペースの利活用の戦術と政策 -まちの価値を高めるプレイス・マネジメント-」
 泉山 塁威 氏(東京大学先端科学技術研究センター助教)
研究コーディネーターによる講演
「持続可能な郊外住環境の実現のために」
 藤村 龍至 氏(東京藝術大学美術学部建築科准教授、RFA主宰)
「公共空間利活用による地域活性化のために」
 内田 奈芳美 氏(埼玉大学人文社会学研究科准教授)
4 定員
 150名(先着)
5 申込方法・申込期限
(1)申込方法 
下記URLのチラシ又は応募用紙によりメール又はファックスでお申し込みください。
【お申し込み先】
 メール:jinzai03@hitozukuri.or.jp / ファックス:048-664-6667
【チラシ】
 http://www.hitozukuri.or.jp/jinzai/seisaku/29openingseminar.pdf
【応募用紙】
 http://www.hitozukuri.or.jp/jinzai/seisaku/29openingmousikomi.doc
(2)申込期限
 平成29年5月15日(月曜日)
【参考1】講演者プロフィール
・泉山 塁威 氏(東京大学先端科学技術研究センター 助教)
【略歴】1984年生まれ、埼玉県本庄市育ち。2015年、明治大学大学院博士後期課程修了、博士(工学)。2016年、明治大学理工学部建築学科助教、2017年より東京大学助教。専門は都市経営・エリアマネジメント、公共空間マネジメント。
・藤村 龍至 氏(東京藝術大学美術学部建築科 准教授、RFA主宰)
【略歴】1976年東京生まれ。2008年東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。2005年より藤村龍至建築設計事務所(現RFA)主宰。2010年より東洋大学専任講師。2016年より東京藝術大学准教授。
・内田 奈芳美 氏(埼玉大学人文社会学研究科 准教授)
【略歴】2004年ワシントン大学修士課程修了、2006年早稲田大学大学院博士課程修了。博士(工学)。専門は、都市計画・まちづくり。金沢工業大学環境・建築学部講師などを経て、現職。

【参考2】産民学官・政策課題共同研究について
1 研究の概要
県・市町村・企業・NPO及び大学等の協働による「政策研究」です。様々な主体が集まり、埼玉の未来を共に考えていきます。産民学官それぞれの主体が持つ人材や情報、ノウハウ等を活用、組み合わせ、地域課題の解決に真に役立つ政策提言を行い、多様な主体の連携による新たな取組や行政の政策立案等を支援します。また、研究を通して、企画力や課題解決力等に優れた人材の育成を目指します。

2 今年度のテーマ
(1)持続可能な郊外住環境実現プロジェクト 〜空き家、高齢者、働き方から考える〜
埼玉県は高齢化が急速に進展しています。特に高度経済成長期に次々に作られた郊外のニュータウンは、その課題が先端的、先鋭的に現れています。ニュータウンで生じている高齢化や少子化、コミュニティの衰退等といった課題は、近い将来どこでも起こりえます。ニュータウンの課題を解くことができなければ、他の場所の課題も解けません。

そこで、ニュータウンをいかに持続可能な「まち」にしていくかを研究対象とし、有効な解決策や事業化への道筋を調査と実践を通じてモデルとして作り上げ、埼玉の少子高齢社会への対応を支援します。

平成27年度に「空き家問題」を研究した中で、郊外ニュータウンでの空き家の大量発生の可能性、また、福祉を含めた地域経営の重要性が分かったことから、平成28年度は都市政策、福祉政策、コミュニティ政策を連携と地域経営について研究を行いました。この研究では、持続可能な地域を目指すために地域経営の成長を4段階に分類し、それぞれの段階に応じた解決策を提言しました。

平成29年度は、過去2年間の研究の継続的取組とし、次のステップとして産業労働施策との連携も加え、1)社会的問題を解決するための起業の推進、2)高齢者、女性の活躍促進、3)モビリティ(交通、移動手段)等の視点から、郊外ニュータウン問題を引き続き研究します。平成28年度に研究対象としたニュータウンが所在する自治体の中には、実際に課題解決に向けた取組を始めているところがあります。こうした自治体と連携し、より実践的な研究を行っていきます。

(2)公共空間の利活用による地域活性化プロジェクト 〜公民連携で多様な「場」を作るには〜
これまで、道路や河川、公園、公共施設などといった「公共空間」は、行政が整備、管理、運営することで「まち」に活動空間を提供してきました。しかし、財政逼迫や人口減少を背景に、行政による公共空間への投資が縮小していく中では、これらの公共空間を戦略的に民間に開放し、公と民が連携して魅力ある空間を創出していくことが重要です。

また今日では、民有地の公共的利用や、公共空間を時間帯や季節によって多様な用途で暫定的に利活用するなど、公共空間のあり方自体が大きく変化しつつあります。

これらのことから、新たな発想による公共空間の多様な利活用の方法を、例えば「コミュニティとしての場づくり」、「社会的活動としての場づくり」、「地域活性化のための場づくり」、「公共空間としての場づくり」として考えていく必要があります。

また、公共空間の開放に当たっては、「『公共』とは何か」ということも問われるため、公共性をいかに担保するか、という点も考えなければなりません。

こうした公共空間の利活用に当たっては、安全管理上の問題や占用利用上の法的規制など多くのハードルがありますが、最近の都市再生や規制緩和の流れの中で、道路空間などを活用したオープンカフェなどによる賑わい創出の事例が増えてきています。

しかし、本県ではこうした先進的な試みが少ないと思われます。

そこで、本県における積極的な、地域のための公共空間利活用の展開を促すため、公共空間の利活用のあり方を検討し、実際に社会実験を行いながら検証していきます。


公園経営ニュース(2017年4月28日)

■中国がチベット高原に世界最大規模の国立公園設置を検討、資源の戦略的備蓄が目的か―香港紙 ■ディズニーワールドで配られる「マジックバンド」に隠された、ちょっと不気味なテクノロジー ■大規模公園が来年夏にオープン ドミノシュガー工場跡地の再開発 ■東村山市が包括施設管理委託、2018年4月スタートを目指し事業者に意見募集 ■広島市 - 【公募型プロポーザル】比治山公園における官民連携による整備や管理・運営手法の調査・検討業務






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ペンステモン ハスカーレッド オオバコ科

芝生広場の効用はもっと見直されるべきではないか

環境緑化新聞の2017年4月15日号に掲載した連載コラム「小口健蔵のパークマネジメントのヒント」です。

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出典:パークマネジメントマスタープラン 東京都 平成16年

芝生広場の効用はもっと見直されるべきではないか

最近の都心部での公園リニューアルを見ると、カフェと芝生広場がポイントのように思う。写真は2003年に開催した日比谷公園100年記念事業で、日比谷公園の沈床花壇の芝生をピクニック広場に開放した時の様子である。

欧米の都市に行くと、街路や公園のオープンカフェで大勢の人がくつろいでいるのをよく見かけた。公共空間のあり方として日本でももっと取り入れても良いテーマであると日頃から感じていたことから、記念事業のメニューに「夢のオープンカフェ」を企画し、事業者を募集した。事業期間が限られる中、コーヒー、カレー、串焼き、クレープなどの5店舗が出店を決め、普段は立ち入りが禁止されている芝生広場でピクニックランチが楽しめるよう、バスケットと洒落たギンガムチェックのレジャーシートをイケメンの男子従業員が無料で貸し出すというサービスつきのオープンカフェが出現した。この企画は、オフィス街のOLやサラリーマンに好評で、天気のいい日は、芝生広場が楽しそうな笑顔で埋まるピクニック広場になった。

昨年リニューアルした東京・豊島区の南池袋公園の中心にある芝生広場は、休日ともなると多くの人で賑わっている。リニューアル前の公園の状況を考えたら公園利用の頻度は雲泥の差である。

人はきれいに刈られた芝生の緑、座りごこちと感触に魅せられている。こうしたことを目にすると、日本の多くの公園がここ十数年、こうした公園サービスの提供を怠ってきたことを反省しなければならないのではないかと思う。私が仕事をしていた都立公園では、平成の世になってから都財政の危機で様々な経費が切り詰められ、公園も例外ではなかった。維持管理経費は毎年マイナス10%づつ削られ、最後には58%にまで減らされた。芝生などの緑地管理に掛かる経費も減らさざるを得なかった。何をしたかというと芝生の除草をやめ、刈るだけとなり、刈る回数も減らした。その結果、芝生地は雑草交じりの草地になり、一部を除いて都立公園からは芝生地は消滅したといってよい状況になった。それが、今日、夏になると子供の背丈の高さまでに茂った草地広場の出現である。草が生えているのはまだいいほうだ。茂りすぎた高木が光を遮り、下草さえも生えない裸地がそこそこにあるというのが多くの公園の現状ではないだろうか。

ここに反転攻勢をかける必要がある。

嬉しいニュースもある。京都駅に近い梅小路公園では、芝生広場オールシーズングリーン化事業を進めている。冬枯れの芝生にオーバーシーディングすることで冬でも瑞々しい緑の芝生に覆われ,多くの人が楽しめるのだ。費用は、京都・梅小路まちづくり推進協議会(西日本旅客鉄道(株)や京都水族館など、周辺の企業・団体40社)が出したという。芝生の効用にいち早く着目した取り組みであり、資金を民間で賄うというのがまたグッドだ。公園はあるだけではだめなのだ。人々が求める質の確保が急がれる。

(公園プロデューサー 小口健蔵オフィス代表)

平成29年度公園管理運営士認定試験の受験申込受付が始まっています。

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平成29年度公園管理運営士認定試験一次試験の申込み受付について
詳しくは、日本公園緑地協会のホームページで↓
https://www.posa.or.jp/summary/summary08/

平成29年度公園管理運営士認定試験スケジュールは次の通りです。
■一次試験受験申込書提出(受付)期間
平成29年4月1日(土)〜6月9日(金)
■一次試験受験票の発送  平成29年7月上旬まで
■一次試験(筆記試験)
試験日 :平成29年7月22日(土)
試験時間:午前 10:20〜12:00(100 分)
午後 13:00〜15:00(120 分)
■一次試験合格者の発表・通知 平成29年10月中旬頃
(一次試験合格者には二次試験の案内を送付)
■二次試験(講習と修了試験)
実 施 日:平成29年11月25日(土)、26日(日)
講習 :25日、26日
修了試験:26日 60分(小論文)
■二次試験合格者の発表・通知 平成30年2月中旬頃

社会資本整備総合交付金工事(しらこばと公園休憩舎新築工事)に係る価格競争型プロポーザルが発表されました。

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しらこばと公園の航空写真 グーグルマップより

社会資本整備総合交付金工事(しらこばと公園休憩舎新築工事)に係る価格競争型プロポーザルが発表されました。場所は、上の航空写真の左下園地部分に整備する予定のようです。
東京オリンピック・パラリンピック会場となる競技場の多くが、設計・施工一体型の発注になっていますが、一般の公園工事にも設計・施工一体型の発注が主流になるのでしょうか。注目すべき動きです。

埼玉県ホームページの当該発表URL ↓
http://www.pref.saitama.lg.jp/a1105/sirakobato.html

価格競争型プロポーザル方式(公募型)に係る手続き開始の告示
平成29年3月28日
埼 玉 県 知 事  上 田 清 司

1 工事の概要 (1)事業名称 社会資本整備総合交付金工事(しらこばと公園休憩舎新築工事) (2)事業箇所 しらこばと公園/越谷市小曽川地内ほか (3)事業概要 しらこばと公園内に設置する休憩舎の設計及び施工 (4)事業期間 契約日から平成30年1月31日(水)まで (5)限度額 99,000千円 (うち取引に係る地方税及び地方消費税の額を含む)(6)事業の範囲 @ 実施設計及び施工を実施する業務 ア しらこばと公園内に新築する休憩舎に係る設計から施工までを行うものとする。 イ しらこばと公園内に新築する休憩舎内に設置する設備に係る設計から施工までを行うものとする。 ウ しらこばと公園内に新築する休憩舎に係る設計、施工の行政手続の一切(計画通知の申請(変更申請含む)、受理等、完成などまでの行政手続)を行うものとする。 エ 本工事は「埼玉県建設工事における、技術者の専任に係る取扱い要領」の対象とする。 (7)その他 @ 本工事は、設計及び施工を一括して発注する方式の対象案件であり、本要項に基づいて提出された技術提案書と見積金額を審査した結果、最も優れた技術提案を提出した最優秀者(最優秀者が失格した時は優秀者)と契約の締結に向けて協議し、随意契約により契約するものである。

2 資格要件 (1)本件に応募できる者の形態 単体企業又は2者による特定建設工事共同企業体(以下「特定企業体」という。)とする。単体の場合にあっては他の特定企業体の構成となっていないこと。特定企業体における運営形態及び代表者の選定については、埼玉県建設工事共同企業体取扱要綱によること。ただし、以下の形態をとることはできない。 @ 本件入札において複数の特定企業体の構成員となること。 A 経常建設共同企業体が特定企業体の構成員になること。(2)本件に応募する者等に必要な資格は、次のとおりとする。 @ 建築士法に基づく建築士事務所として登録している者及び建設業法(昭和24年法第100号。以下「建設業法」という。)第3条の規定による 建築一式工事に係る建築工事業の許可を受けている者が含まれているこ と。 A 建築工事業について、特定建設業の許可を有していること。 B 応募者が、次のいずれにも該当しない者であること。 ア 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4第1項(同 令第167条の11第1項において準用する場合も含む。)の規定に該当する者。 イ 埼玉県財務規則(昭和39年埼玉県規則第18号)第91条(同規則第104条において準用する場合も含む。)の規定により県の競争入札に 参加させないこととされた者。 ウ 会社更生法(平成14年法律第154号)に基づき更生手続開始の申立てがなされている者、又は民事再生法(平成11年法律第225号)に基づき再生手続き開始の申立てがなされている者。(更生手続又は再生手続開始決定がなされ、埼玉県知事が別に定める競争入札参加資格の再審査を受けているものを除く。) エ 埼玉県の契約に係る暴力団排除措置要綱に基づく入札参加除外等の措置を受けている者。 C 応募者が、公示日以後に埼玉県建設工事等の契約に係る入札参加停止等の措置要綱に基づく入札参加停止を受けている期間がないこと。 D 提出された書類の記載事項が虚偽でないこと。 E 施工実績 次の実績を満たす者
ア 本工事は、国又は地方公共団体との請負契約による施工実績に加え、 民間事業者との契約による施工実績も認める工事である。応募者は契約の締結日にかかわらず、平成24年4月1日以降に2,000万円以上 の建築一式工事を元請として完成させた実績を有すること。なお、共同企業体による請負実績については、代表構成員であるときのものに限る。 F 配置予定技術者 ア 応募者の配置予定技術者は、本件の公告の日までに請負契約により、 建築一式工事を元請として完成させた実績を有すること。 イ 本事業の実施設計業務にあたっては一級建築士の資格を有するものを配置できること。 ウ 本事業の施工業務にあたっては建築工事に係る建設業法に規定する資格を有し、この工事に係る監理技術者等として、建設業法第26条に基づく配置ができること。 エ 配置予定技術者は、参加意思表明書の受付日において(1)直接的かつ恒常的な雇用関係にあり、(2)当該雇用期間が3ヶ月以上経過しており、(3)他の工事に従事していないものでなければならない。
(3)応募に関する留意事項 @ 費用負担 ア 応募に関するすべての書類の作成及び提出に係る費用は、応募者の負担とする。 A 提出書類の取扱い・著作権 ア 提出書類の著作権は、それぞれの応募者に帰属するものとする。提出書類の返却はしない。県は、提出者に無断で本応募以外の目的において、提出書類を使用したり漏らしたりすることはできない。 なお、受注者の提出した書類の著作権に関しては、契約締結 時に県に帰属するものとする。 B 特許権 ア 提案内容に含まれる特許権、実用新案権、意匠権、商標権等 の日本国及び日本国以外の国の法令に基づき保護される第三 者の権利の対象となっている意匠、設計、施工方法、工事材料などを使用した結果生じた責任は、受注者が負うものとする。 C 県からの提示資料の取扱い ア 県から提供する資料は、応募に係る検討以外の目的で使用してはならない。

3 選定基準 (1)周辺環境への配慮 (2)利便性・快適性・安全性への配慮 (3)メンテナンス方法 (4)ステージ機能の付加に関する提案 (5)デザインに関する提案 (6)行政手続の方法 (7)コストの縮減方法 (8)休憩舎に係る設計、施工費用 (9)その他

4 技術提案を求める具体的内容 (1)休憩舎の新設(350u以上)に係る設計及び施工に関する提案。 (2)通常は、来園者のため、休憩舎(350u以上)として利用できる施設の設計及び施工に関する提案。 (3)芝生広場で各種イベントを開催している時には、休憩舎が芝生広場のステージとして機能するような設計及び施工に関する提案。また、ステージ 機能には、予めステージ照明、音響、発電機等を設置できるようにする設計及び施工とすること。(但し、ステージ照明や音響、発電機などの費用は含まない) (4)しらこばと公園の景観を考慮したデザインとすること。

5 手続き (1)参加意思表明書の提出について 技術提案参加を希望する者は、次に示す期間内にプロポーザル参加意思 表明書(様式1号)を提出すること。 @ 提出期限 平成29年4月28日(金) 午後5時まで A 提出場所 6に同じ B 提出方法 e-mailもしくは郵送によるものとする。 到達したことを電話で6の担当者に確認すること C 資格審査 資格審査により参加が認められない場合は、平成29年5月8日(月)にe-mailもしくは郵送で通知する。
(2)技術提案書の提出について プロポーザル参加意思表明書を提出した者は、次に示す期間内に技術提 案書(様式2号)を提出すること。 @ 提出期限 平成29年6月8日(木) 午後5時まで A 提出場所 6に同じ B 提出方法 郵送(必着)又は持参とする

6 窓口・問い合わせ先 埼玉県都市整備部公園スタジアム課 公園計画・事業担当 小笠原、大原、久保田 〒330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂3−15−1 電話 048−830−5397 FAX 048−830−4883 e-mail a5400@pref.saitama.lg.jp(代表)

7 その他の事項 資格要件、選定基準等に関するその他の事項については社会資本整備総合 交付金工事(しらこばと公園休憩舎新築工事)価格競争型プロポーザル方式 (公募型)募集要項募集要項」による。

※「募集要項」は、WEBサイト(埼玉県公園スタジアム課HP)からも入手可能です。

セミナー「指定管理者制度のあり方〜公共性の観点からの検証〜」主催 日本弁護士連合会 が開かれます。

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セミナー「指定管理者制度のあり方〜公共性の観点からの検証〜」
 
公の施設の管理については、平成15年に指定管理者制度が導入され、民間事業者やNPO法人、ボランティア団体等幅広い団体にも管理運営を委ねることができるようになりましたが、制度導入の是非の問題やサービスの質が十分確保されない事例などが指摘されてきました。
 
そこで、日弁連が公益財団法人日弁連法務研究財団に委託している条例制定支援研究の研究班から、指定管理者制度を導入する際の基本的考えを定める「指定管理者基本条例案」を提案し、これを題材に、公の施設の管理に関する「公共性」の確保や住民にもたらされる「社会的価値」について現状と課題を明らかにするセミナーを開催します。ぜひ奮ってご参加ください。
 
日時:2017年4月18日(火)13時00分〜17時00分
場所:弁護士会館2階講堂「クレオ」A
(千代田区霞が関1−1−3 地下鉄丸ノ内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」B1−b出口直結)
参加費:無料
参加対象:地方議会議員の方、自治体職員の方、市民の方及び弁護士
内容・講師
【講演1:図書館と指定管理者制度】(40分)
 講 師:片山 善博 氏(元総務大臣)
【講演2:指定管理者制度の運用における問題点〜全国の事例から】(40分)
 講 師:伊藤 久雄 氏(NPO法人「まちぽっと」理事)
【講演3:指定管理者基本条例案について】(40分)
 講 師:太田 雅幸 弁護士(東京弁護士会)
【パネルディスカッション】(110分)
 パネリスト:板垣 勝彦 氏(横浜国立大学大学院准教授)
        市川 敏之 氏(静岡県経営管理部行政改革課長)
        伊藤 久雄 氏
        太田 雅幸 弁護士
コーディネーター:幸田 雅治 弁護士(法律サービス展開本部自治体等連携センター条例部会長
、第二東京弁護士会)
申込方法
 WEBまたはFAX(03−3580−9888)にてお申込いただけます。
 「指定管理者制度のあり方〜公共性の観点からの検証〜」チラシ (PDFファイル;1.04MB)
http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/event/data/2017/event_170418.pdf
申込締切:2017年4月11日(火)
主催:日本弁護士連合会
共催:公益財団法人日弁連法務研究財団
お問い合わせ先
日本弁護士連合会業務部業務第三課
TEL:03−3580−9337
 備考
会場の都合により、定員に達した場合には、締切日以前であっても、ご参加をお断りさせていただくことがございますので、ご了承ください。

「豊洲に法令上問題はなし」と都幹部答弁、築地には課題多数指摘 都議会予算特別委員会総括質疑

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写真出典:東京都中央卸売市場ホームページ

3月14日に開かれた都議会予算特別委員会総括質疑第一日目の速記録がアップされています。
豊洲移転問題について議論がされ、豊洲に法令上の問題はないことを関係局長が答弁しています。また、築地には様々な課題があることが議論で浮き彫りになっています。

小池知事は、豊洲移転を早く決断し、都民に納得がいくように説明するのが次の仕事だと思います。

要点は次の通りです。
(築地市場)
・築地市場16棟(3階建で床面積1000u以上、市場機能維持に重要な建物)のうち6棟は耐震基準を満たしていない。
・近年の集中豪雨などの大雨の際、築地市場では売り場や駐車場等で、雨どいから水があふれたり、路面冠水など、市場機能に影響している。
・築地市場用地は、過去には海軍の武器の製造所、アメリカ軍のドライクリーニングの工場、病院として使われ、現在は、市場衛生検査所、ターレの整備工場、ガソリンスタンドなどがある。これらの施設には、土壌汚染の原因となる物質が使用されているものがあり、市場用地内には土壌汚染のおそれのある区域が存在することが推定される。
・営業しながらアスベスト含有建材の撤去を行う場合、工事区画を密閉するなど、徹底した飛散防止対策が必要である。売り場や通路を封鎖する必要。営業に支障を来すことから、相当困難を伴う工事になる。
・地下水は、飲み水として利用したり、市場業務に用いたりせず、摂取経路が遮断されている状態であれば、市場の運営や人の健康に影響を与えることはない。
・築地では主に水道水を使用し、ろ過海水を市場内洗浄の一部及び活魚用水に使用する。地下水については使用しない。

(豊洲市場)
・豊洲市場用地は、盛り土、アスファルト、コンクリート等により、土対法上必要な措置をしている。
・豊洲市場は建築基準法や土壌汚染対策法など、さまざまな関連法令にのっとり、適切に整備を進めている。設備も、労働安全衛生や食品衛生の観点から、法令に基づいた措置をしている。昨年末、建築確認済み証の発行により、施設の安全性について確認している。


予算特別委員会速記録第二号〔速報版〕第一日目 抜粋
○崎山委員 都議会自民党の崎山でございます。三宅理事の関連質問をさせていただきます。
 私からは、市場問題についてお伺いをさせていただきたいと思いますが、豊洲市場に対する議論が今かまびすしい中で、そもそも、なぜ市場移転が都政の議論になったのか、この部分の理解が深まらないとおかしな結論になりますので、予算特別委員会の初日に当たって、その原点に立ち返った議論をさせていただきたいというふうに思っております。
 まず冒頭、先ほどの三宅理事の質問で、知事は、第三の道はないというふうに答弁がありましたけれども、はっきりと、はいかいいえか、イエスかノーかで、まずお答えをいただきたいというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。
○小池知事 お答えを申し上げます。市場の移転は、これまでの長い経緯をたどってこられたことは、皆様方の方がよくご存じのとおりだと、このように思っております。
 まず、豊洲市場への移転について議論すべきは、第三の道があるか否かではないと基本的には思っております。だからこそ、今これだけの時間をかけて、どのようにして科学的な、法令的な問題をクリアしていくのか、そしてまた安全、そして一方で(崎山委員「はいか、いいえかでお答えいただきたいと思います」と呼ぶ)今お答えしているところでございますので、お待ちください。(崎山委員「質問者は私です」と呼ぶ)はい。そして、私は、この第三の道があるか否かという議論もさることながら、市場を取り巻く流通環境の大きな変化も見据えながら、総合的な視点に立って検討を進めることが何よりも重点だと考えております。まず、この豊洲、そして、これまでの築地の課題などなど、これらを総合的に判断するということで、鳥の目になって考えていきたいと考えております。
○崎山委員 第三の道はないというふうにお答えになりました。先ほどの我が党の三宅理事の質問の答弁とは、今、違いますが、もう一度お答えをいただきたいと思います。はいか、いいえか。
○鈴木(隆)委員長 端的にお答えください。
○小池知事 第一、第二、第三、全て総合的に判断をしてまいりたいと考えております。そして、今この時点では、第一の道、そして第二の道と、この二つ、築地と、そして豊洲ということでございますので、今考えるべき点は第三ではないということでございます。
○崎山委員 済みません、ちょっと答弁をすりかえないで、さっき、ちゃんとはっきりお答えになったので、改めて確認をさせていただいたわけであります。
 もう一度聞きます。はいかいいえかで。
○小池知事 今お答えしたとおりでございます。今これについて、消費者にとって、そして都民にとって、業者にとって、何が必要なのかを総合的に考えているところでございまして、第一、第二の道を、これに集中して今考えているところでございまして、今、第三の道を考える時点ではないということでございます。
○崎山委員 済みません、答弁が違っているんですよね。総合的になんておっしゃってなかったと思いますけれども。第三の道はないというふうにはっきりいい切ったのですよね。ですから、築地か豊洲か、どちらかだというふうに私は理解をしておりますが、議事録とっていませんけれども、第三の道はないというふうにはっきりお答えしたと思いますが、いかがでしょうか。
○小池知事 再度申し上げます。先ほど申し上げましたのは、現時点で第三の道はないと、このように申し上げたわけでございます。この予算審議をする特別委員会においても、百条委員会においても、これについて今ご議論いただいているのは、第一、第二の道、この点について集中して今ご議論いただいているということでございますので、現時点では第三の道はないと、先ほど申し上げたとおりでございます。
○崎山委員 答弁が違っています。きょうから始まる予算特別委員会でありますから、二月二十八日に我が党の代表質問でははっきりとお答えになりませんでした、あのときは。で、きょうは、さっき、第三の道はないということで、現時点でというふうにおっしゃいましたけど、どこか、何かよくわからない答弁になってしまいましたけど、三宅理事の答弁でははっきりお答えをしたというふうに私は理解をしましたけれども、それでは、豊洲か築地、築地か豊洲かということでございますから、築地のことを中心にお伺いをさせていただきたいというふうに思っておりますので、ご答弁をよろしくお願いいたします。
 まず初めに、築地の現状について確認をさせていただきたいと思いますが、そもそも、豊洲移転は今から三十年前の昭和六十一年までさかのぼり、築地市場の狭隘化、老朽化があり、それに加えて、食品衛生面での課題があり、待ったなしだからこそ、この議論が始まったわけであります。
 まず初めに、建物の安全性ですが、阪神・淡路大震災もあり、平成八年から二十五年までに耐震診断を行っているはずです。まずは、その結果をお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○村松中央卸売市場長 平成八年度から二十五年度にかけまして、築地市場の都有施設のうち、三階建て以上及び床面積の合計が一千平方メートル以上の建物を基本に、地震で被災した際に市場機能が麻痺する可能性の高い建物などを選定いたしまして、十六棟の耐震診断を実施いたしました。
 これらの十六棟のうち、五棟は耐震基準を満たしており、また五棟は工事を行うことで耐震基準を満たしました。残りの六棟は、市場業者の店舗の移動が必要となる場合や、売り場が筋交いで分断されてしまうなど、市場業者の営業継続に支障が生じることとなり、十分な工事を実施できなかったものでございます。
○崎山委員 確認をしたいと思いますが、この耐震診断が必要な六棟、ある意味でこれは、いわゆる既存不適格というふうに理解をしていいわけですか。いかがでしょうか。どなたか担当の方、お答えいただきたいと思います。
○村松中央卸売市場長 先ほど申し上げました都有施設のうち、三階建て以上等につきましては、防災上重要な施設ということで選定いたしまして耐震診断を行い、その結果に基づきまして、現在六棟が耐震基準を満たしていないと、そういうことでございます。
○崎山委員 この六棟、耐震基準を満たしていないということは、いわゆる既存不適格だというふうには理解はしない。耐震補強ができないという建物だというふうに理解をしていいわけですね。
○村松中央卸売市場長 市場業者の店舗の移動が必要になる場合だとか、売り場が筋交いで分断されてしまう場合だとか、いろいろそういった経緯がございまして、十分な工事を実施できなかったものございます。
○崎山委員 耐震補強ができない建物が、六棟、築地にはあるということで理解をいたしました。
 次に、毎年、施設の補修を、ある意味で、だましだまし続けながら築地は使われていますが、過去五年間のこの補修費の決算額をお示しいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○村松中央卸売市場長 築地市場の過去五年間の修繕費の概算でございますが、平成二十三年度が三億一千六百万円、二十四年度が三億一千五百万円、二十五年度が三億二千八百万円、二十六年度が三億七百万円、二十七年度が一億五千万円でございます。
○崎山委員 二十七年度だけ耐震補修費が落ちている、その理由は何ですか。
○村松中央卸売市場長 要因といたしましては、電気通信関係の改修工事などの機械及び装置補修が減少していると、そういうことが主な要因でございます。
○崎山委員 もう一つ、築地市場には数多くのターレ、そしてフォークリフト、バイク等が交錯して、まさに早朝の築地は、ほぼ毎日事故が発生するような危険な状態であると聞いています。
 私も何回か早朝の築地の視察をさせていただきましたが、実際に年間三、四百件、三百件、まあ四百件を超えることもありますけれども、交通事故が発生しておりまして、そのうち、これ、人身事故ですけれども、実に四割が人身事故となっています。(パネルを示す)知事は一月十二日に築地市場を視察されましたけれども、知事が現地視察を行った際に、こうした状況をごらんになりましたか。
○小池知事 知事就任後、二度ほど築地市場に参りました。実際に、ご指摘のように、大きな荷物を載せたターレが元気よく勢いよく走り回るさま、自分でも見てまいりました。逆にいえば、大変活気があふれる、そういう市場であるということを目の当たりにしたわけでございます。
 一方、スペースが狭いという観点もございます。そして同時に、同じような時刻に多くの車両が集中するわけでございますので、残念ながら事故も多いというのが現状かと聞いております。
 そういったことを考えますと、安全確保の取り組みということを適切に講じていくことが、何よりもまずは重要だと考えております。
○崎山委員 この四百件という数が多いか少ないかというと、開場日も含めていえば、一日一件以上の事故が起きているわけでありますが、やはり危険な状態だというふうに思っています。
 なおかつ、築地市場は車線もないですし、観光客もいますし、歩行者もいますし、いろんな意味で、もう本当に混雑をしているというふうに思います。やはりしっかり安全対策をとらなければいけないんですが、やっぱり築地市場は狭隘で狭いということがいえるんだろうというふうに思っています。
 また、築地市場は、閉鎖型としての整備はされていません。開放型ゆえに猫やネズミ、カラスやカモメなどの侵入を防ぐことができません。
 パネルをお願いいたします。実際に場内を撮影したのがこれですが、ごらんをいただき、ゆっくり−−これはカラスですね、これはネズミ。これがオープンエアの築地でございますけれども、そういった環境にありますけれども、知事の、この築地の老朽化した状況をどういうふうに思われるのか、感想をお聞かせいただきたいと思います。
○小池知事 ネズミの前でお答えするのも何なんですが、築地の現場は何度も拝見をいたしました。改めて、これまで積み重ねた歴史も感じるところでございます。伝統も感じるところでございますが、ご指摘のように、今ここでお示しのように、衛生面での課題も抱えているということは、業界の、業者の方々もよくご存じでございますし、また、私自身も現場に出向きまして、状況は理解できたところでございます。
 ましてや生鮮食料品を提供するということでございますので、都民に安全な食品を提供するためには、市場業者の協力も得ながら、衛生確保に向けた取り組みを着実に進めていく必要があると思います。
 一方で、現に今、営業しておられるということから、これらの衛生の確保ということについては、しっかり取り組みたいと考えております。
○崎山委員 さっきも耐震補強ができないのが六棟あると。営業しながらなんですね。しかも狭隘でできないということでございますが、こういう衛生管理開放型ですが、やはり誰でも入ってこられる環境にあります。
 水産売り場、仲卸売り場以外で、ネズミの数が五百匹確認をされたというふうな話も聞いておりますけれども、知事が一月十二日に築地市場に視察に行ったときに、ちょろちょろでしたっけ、きょろきょろでしたっけ、ちょろちょろしたのを拝見したということでございますか。どんなネズミですか。(小池知事「そんなネズミ」と呼ぶ)。えっ、どういう意味ですか。済みません、答弁席で。大きい、こんなネズミですか。どうぞ。
○鈴木(隆)委員長 答えられますか。
○小池知事 これが答えになるかどうかわかりませんが、そこまでは大きくなかったです。
○崎山委員 わかりました。本当にネズミがたくさんいて、カラスはいて、いろんな面で衛生面で問題があるというのがこの築地。しかも、なおかつ市場業者が努力をしても対処できないような環境にあるということも申し上げておきたいというふうに思っています。
 次に、近年、集中豪雨の被害が各地を襲っておりますけれども、大雨の際には、場内にいろんな影響を及ぼしているとも聞きます。その実態をお示しいただきたいと思いますが、いかがですか。
○村松中央卸売市場長 近年の集中豪雨などの大雨の際、築地市場では、売り場や駐車場等におきまして、雨どいから水があふれたり、また路面が冠水するなど、市場機能に影響がございました。
 雨どいや排水管等につきまして、日々の点検や清掃を小まめに行うなど、大雨による被害の防止に努めてまいります。
○崎山委員 聞くところによりますと、最近、ゲリラ豪雨も多発をしていますけれども、下水マンホールからオーバーフローすることが年に何回かあるというふうにも聞いておりますけれども、そのことについてはどういうふうに把握されて、どういうふうに対処していて、これから対処しようとしてきているのかお伺いしたいと思うんですが、いかがですか。
○鈴木(隆)委員長 誰ですか、答弁。
○村松中央卸売市場長 今ご質問のマンホールから水があふれ出すと、正確な件数は把握しておりませんけれども、そういったことがあるやに聞いておりますが、その場合につきましても、日々の点検あるいは清掃、こうしたものに取り組んで被害の防止に努めていくこととしております。
○崎山委員 やはり下水管の老朽化も含めて、こういう課題があるんだろう、こういう問題が出ているんだろうというふうに思っています。
 食品衛生の観点からいうと、築地は開場から八十年以上経過しています。開放型で観光客も自由に入れます。食品テロや、今も写真でごらんになったようにネズミ、カラス、ハトも出入りして、ふんにはウイルスや病原菌が含まれ、食中毒のリスクが高いことは自明のことです。その高いリスクの中で、市場業者の皆さんはしっかりと、ある意味でソフト面で頑張っていらっしゃいます。
 一方、豊洲は閉鎖型であります。どちらが衛生的なのか知事に所見をお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。端的にお答えをいただきたいと思います。
○小池知事 さまざまな調査をし、また、日々の衛生管理等、築地におきましても、市場として努力をしているところでございます。
 まだ豊洲の方は開場しておりませんので、そことどのように比較をするかというのは難しい話だと思います。
○崎山委員 市場長、閉鎖型と開放型とどちらが衛生的だと思いますか。お答えをいただきたいと思います。客観的にお答えください、科学的に。
○村松中央卸売市場長 開放型につきましては、一般的に、施設が開放型になっておりますので、さまざまな自然の影響があると。閉鎖的な施設につきましては、そういったことがございませんので、空間の中では環境が保持されていると、一般的にはそのように考えております。
○崎山委員 知事、今、市場長がそういうふうにお答えになりましたけれども、いかがでしょうか。
○小池知事 豊洲におきましては閉鎖的な空間を確保すると、また、この間に法令が変化をしてきている、それに適合させるための建築と、このように聞いております。
 また、閉鎖的な、法令等につきましては日々−−、日々とは申しませんが、徐々に変わっていくということでございまして、それに適合するような、そのような建築を進めてきたというふうには聞いております。
 一方で、築地には長い歴史があり、そしてまた、愛されてきたということも事実でございまして(発言する者あり)そういった意味で、開放型、閉鎖型−−済みません、今答弁中でございますので、よろしくお願いいたします。これらについて、それが、これまでの築地の経験を重ねた上での、その豊洲ということを求めておられる、このように聞いております。
○崎山委員 知事、答弁をはぐらかさないでください。衛生面ではどちらがいいか、閉鎖型か開放型か。市場長はお答えになりました。お答えください。
   〔発言する者あり〕
○鈴木(隆)委員長 静粛に。
○小池知事 先ほどお答えさせていただきましたように、これまでのさまざまな衛生面の改善が行われる、それを豊洲で実現をしようということでございます。
○崎山委員 知事、答えてください。答えてください。比較をしているんですから、今。築地の市場業者は頑張って、やはりこういう施設、古い施設の中でもしっかり頑張って、人の口に入る食品は、衛生面も気を使ってやっている。ただ、今、施設の話をしているんですからね。どちらですか。
○小池知事 閉鎖型ということにつきましては、諸所の法的な安全性の、衛生面の確保ができるものと、そのために巨額なお金を投じられたものと、このように感じております。
○崎山委員 お答えになりませんね。お答えになりませんね。お答えになっていないんですよ。委員長、お願いします。ちゃんと答えるように。どちらが衛生的なんですかと私は聞いているんです。お答えください。委員長、お願いします。
○鈴木(隆)委員長 端的にお答えください。
○小池知事 先ほどから申し上げていますように、衛生面での基準、法的な基準等も年々変遷をしてまいりました。それらに適合するように豊洲が閉鎖的な衛生面での確保を狙ったと、このように考えております。
○崎山委員 ありがとうございます。豊洲の方が衛生的だというふうに答弁したと私は理解をします。多分、皆さんもそういうふうに理解をしているんだと思います。
 さて次に、平成二十八年三月二十五日付で土地利用の履歴等調査届出書、いわゆる地歴の調査結果が発表されています。その別紙に、履歴によると、かつて築地の場内には洗濯工場、修理工場、ガソリンスタンド、ソルベントタンク、これは私も知りませんでしたけど、ドライクリーニングの揮発性の溶剤を入れたタンクだそうでありますが、など過去に存在した施設とともに、土壌汚染の可能性があるというふうに指摘をされておりますが、この内容について確認をした環境局にお伺いをいたしたいと思います。
 この三月に、新聞社から情報公開請求により明らかになったものですけれども、もとい、違う、環境局にこの内容についてまずお伺いしたいと思います。
○遠藤環境局長 環境局に対しまして建設局から提出された届け出書によれば、築地市場用地には過去には海軍の武器の製造所でございます造兵廠、アメリカ軍のドライクリーニングの工場、病院などがございまして、現在も市場衛生検査所、ターレの整備工場、ガソリンスタンド等があったことが記載されていることを確認しております。
 これらの施設には、土壌汚染の原因となる物質が使用されているものがあり、市場用地内には土壌汚染のおそれのある区域が存在することが推定されております。
○崎山委員 わかりました。
 次に、この三月に、今月ですね、プレス、新聞社から情報公開請求により明らかになった市場敷地内の土壌汚染なんですが、環境基準を超過した有害物質の調査結果が出たというふうに理解をいたしておりますが、ここでお答えをいただきたいと思います。
○西倉建設局長 平成二十五年の築地大橋の橋台工事で、掘削した土砂から環境基準の一・六倍のフッ化物と二・四倍のヒ素が確認されました。
 なお、当該現場では、土壌汚染対策法の規定に基づき、アスファルトや五十センチメートル以上の普通土で覆うなど対策を講じておりまして、人の健康に影響を与えることはございません。
○崎山委員 では、環境局と建設局さんにお伺いしたいんですが、この結果が出て、局として知り得てなんですけれども、知事だな、ごめんなさい。いつ、その結果を、報告を受けられましたか。(小池知事「もう一度、恐縮ですが」と呼ぶ)今、過去の地歴の話、去年の三月二十五日付で明らかになりました。それで、この三月にプレスから報道された、情報開示請求で明らかになった、これもこの三月で明らかになった話ではなくて、情報開示請求によって明かになったものですが、このことの報告は、知事はいつお知りになりましたか。
○小池知事 正確な地歴についての情報は、情報開示請求があったときに報告を受けたところでございます。
○崎山委員 土壌汚染の、築地の敷地内の基準値を超える土壌汚染のことについて報告を受けたのはいつですか。
○小池知事 ただいま申し上げましたように、情報公開の請求に伴って報告を受けたその日でございます。
○崎山委員 ごめんなさい、今、過去の地歴が明らかになったのが、去年の三月二十五日なんですね。明らかになったのは、去年の、一年前。で、知事は八月二日にご就任なされましたから、それ以降、いつお知りになったのかお伺いしたいと思います。
○小池知事 先ほどから申し上げておりますように、情報公開請求があり、それに対しての答えを用意する、そのための報告でございました。
 今ご指摘の昨年の三月の時点では、私はまだ国会議員でございましたが、しかしながら、築地市場についての歴史の方については、以前より知っておりました。
○崎山委員 知事、聞いていることにお答えください。
○小池知事 ちょっとお待ちください。
○鈴木(隆)委員長 よろしいですか。
○小池知事 正確にお答えをしたいと思います。そして、それについて、その何月何日という、それについてまず確認をいたしますけれども、今、この情報公開に伴うその結果を出す、その前にきっちりと情報の内容について伺った、それが三月三日ということで、今、事務方から報告がありました。
○崎山委員 済みません、私の質問が悪かったですか。一つは、情報公開開示請求があったのでそれを公開した。そうではなくて、建設局が去年三月二十五日、地歴の調査をしたんです。で、土壌汚染の可能性があると、おそれがあるというふうに判断をしたんだというふうに私は理解をしています。それがいつでしょうかというふうにお聞きをしているんです。地歴です、情報公開じゃありません。
○鈴木(隆)委員長 質問わかりますか。
○小池知事 正確な日付の確認をただいまさせていただいておりますが、先ほど三月三日と申し上げましたけれども、三月一日に建設局に開示請求があり、三月七日に開示をしたということでございますが、その前に報告を建設局から受けたということで、先ほどご答弁したとおりでございます。
○崎山委員 じゃあ、それぞれの局長にお伺いしたいと思います。地歴の報告と環二の予定地の土壌汚染について、いつ知事に報告したのか、市場長、建設局、環境局、どうぞお答えください。
○遠藤環境局長 三月二十五日の届け出に関することに関しましては、二月二十日に知事にご報告を申し上げております。(「何年」と呼び、その他発言する者あり)昨年三月に、二十六年の三月に届け出られた届出書に関しましては、開示請求等に伴いまして二月二十日に私の方で知事に報告をしております。
○崎山委員 環境局長、何年か。日にちだけいってもわかりません。
○遠藤環境局長 失礼いたしました。年度を正確に申し上げておりませんでした。本年の二月二十日にご報告を申し上げております。
○崎山委員 済みません、三人にまとめて質問したんですが。お願いします。
○西倉建設局長 お答えいたします。新聞社から二十九年三月一日に、当局が行いました土壌調査につきまして開示請求がございました。その内容について三月三日に知事に報告し、三月七日に開示をしております。
○崎山委員 現在の築地は、そもそも、鉄道による流通に主眼が置かれて整備されてきました結果、トラック輸送が主流である現在、さまざまな支障が出ています。屋根のない駐車場で荷さばき等が行われています。さっきのパネルをごらんいただけるとわかりますけれども、こんな状況であります。
 鮮度保持や作業効率にも大きな影響が出ていると聞いています。市場業者の声を知事はお聞きでしょうか。いかがでしょうか。
○小池知事 先ほどご答弁させていただきましたが、知事就任後にも二度、市場の方に足を運ばせていただき、そして、それぞれの組合の方々からもお話を伺ったところでございます。特に、年明けにマグロの競りを視察いたしました。市場関係団体の方々とはある種、膝詰めのような形で意見交換もさせていただきました。率直なご意見、直接伺うことができて、大変よい機会だったと思います。
 また、築地市場の老朽化、それから狭隘化ということについての話も、これも以前から伺っております。それから、衛生面の課題についても何とかしてほしいという声も、切実な声も伺っているところでございます。
 それらのことも含めまして、しっかりとこの皆さんの声を受けとめながら、今後とも適切に対応をしていくという所存でございます。
○崎山委員 移転の問題も含めて市場業者とどのように向き合っているのかを含めてお伺いをさせていただきたいと思いますが、どのぐらいの頻度で、どういう方たちとお会いになっているのか。例えばそれなりの、特定の、ある組織の団体の皆さんなのか、そうではなくて個人的なおつき合いなのか、そこら辺も含めてお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○小池知事 それぞれ、年末の予算の際にも、市場関係者の方々、ずらっと都庁の方にお越しいただいて、ご要望も、そしてまた切実な現状についてもお伺いをさせていただきました。
 それぞれの立場でいらっしゃいますので、それぞれの業界において、青果ならこう、仲卸ならこうと、それぞれございます。それらは、私が直接というよりは、さまざまなルートを通じましてお話を伺っているところでございます。団体の代表の方、そして一人一人のお声、それぞれ別々、そしてさまざま伺わせていただいて、それを参考にさせていただいているところでございます。
○崎山委員 一つ一つ確認を−−それは、知事は就任をして、八月三十日以前に、そうした団体の皆さんといろんな意見交換をされたことがあるかないかお答えいただきたいと思います。
○小池知事 ご質問は、就任前か否かということ、就任前にも会ったかということでしょうか。そうでしょうか。(崎山委員「就任後」と呼ぶ)就任後につきましては団体……(発言する者多し)八月ですか。七月ですか。
   〔崎山委員「済みません、委員長、八月の二日から……」と呼ぶ〕
○鈴木(隆)委員長 崎山理事、ちょっと……。もう一度、崎山理事から質問をしてもらいます。
○崎山委員 済みません、質問の仕方が悪かったようですね。八月二日以降、八月三十一日の間、団体の方とお話をお聞きになったことがありますかという話です。
   〔発言する者多し〕
○鈴木(隆)委員長 わかりますか−−崎山理事、もう一度質問してください。
○崎山委員 八月二日から八月三十一日の間に、築地市場の団体の皆さんと意見交換をなさったことがありますかという話を聞いているんです。
○鈴木(隆)委員長 よろしいでしょうか。
○小池知事 就任をしてから八月三十一日までの間に直接関係者と会ったかというご質問、このように受けとめてよろしゅうございますでしょうか。−−私は、直接お目にかかってということではなかったと記憶をいたしております。
○崎山委員 わかりました。
 それでは、もう一つ築地の問題があります。
 築地再整備が施行された際、大きな問題となった一つにアスベスト含有の大屋根の危険性がありました。アスベストを除去するためには、まず建物全体の飛散防止策をとらねばなりません。その間は当然、今の法律の縛りの中では営業できないので、営業を続けながら処理をするのは大変難しいというふうに思っております。これが築地の空から見た、空からというか上空から見た写真ですけれども、知事、どの部分がアスベストかわかりますか。
○小池知事 アスベストが大きな問題になりました際に、アスベスト法をつくった際の環境大臣を務めておりました。そのようなさまざまな分野で使われていたということでございます。ここのどこでというよりは、非常に広い範囲で使われていたと、このように認識をしておりますが、それに対しまして、例えば駐車場等の部分などの屋根のすぐ下であるとか、当時はアスベストが多用されていた。
 しかしながら、アスベストの法案ができました。それに対応して、この築地においても、それに改修の方法等も法律で決められております。適切にその対応をされたと、このように聞いているところでございます。
○崎山委員 パネルをごらんのように、このグレーになっているところ、これがアスベストの部分なんですね、屋根の。(発言する者あり)屋根ですよ。ほぼ全体がアスベストで、もちろん壁面も、アスベストがやっぱり使われている築地市場であります。
 大変厳しい状況でありますし、もちろんこれ、流通される品物の品質確保はもちろんのことですけれども、働く、仕事に従事する人たちの労働環境、健康の問題も課題となると思いますが、その対応はどのようにされているのか、市場長にお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○村松中央卸売市場長 営業しながらアスベスト含有建材の撤去を行う場合、工事区画を密閉するなど、徹底した飛散防止対策が必要となります。そのためには、売り場や通路を封鎖する必要が生じるなど、営業に支障を来すことから、相当困難を伴う工事となります。
 都としては、引き続き日々の監視を行いまして、市場で働く方々の労働環境にも配慮しながら、営業に支障のないように取り組んでまいります。
○崎山委員 今、築地の現状についてさまざまな、知事とも関係者とも、質問をしてまいりました。多くの課題を抱えていることは事実です。
 重ねて申します。今の築地の設備では、やはり限界があるんだというふうに思っています。私も事業者の方と最近、直接会ってお話をいたしましたけれども、もう施設の限界というのは本当に大変な状況だという生の声をお聞きいたしました。
 それで、築地市場における安心・安全の確保、これは知事も大前提だとおっしゃいましたけれども、築地は安心・安全が確保されているというふうにお考えでしょうか。
○小池知事 記者会見などでもたびたび申し上げてまいりました。
 安全と安心、この議論になりますと、途中、神学論争にもなりがちでありますが、少し整理をいたしますと、安全というのは、法的、そしてまた科学的な根拠に基づくものと、このようなものでございます。
 一方で、安心というのは、消費者の選択もしくは理解と共感ということが必要になってくると、このように思われます。
 これらのことにつきましては、しっかりと安全性の確認と、そしてまた消費者の選択の観点から、十分な情報を出していくことによって、この二つが確実なものになってくると思います。
 一方で、今この議会におきましても、いろいろとこれまでの経過などについてのご議論が行われている。一方で、今後どうすべきなのかということについては、市場の会計制度、そしてまた市場の持続可能性、すなわち、私が何度も申し上げているのは、総合的な判断をしていくと。そのために必要なモニタリング再調査なども含めて進めているところでございます。改めまして、総合的な判断に基づいて進めていきたいと考えております。
○崎山委員 済みません、知事、私、今、移転の話をしているんじゃないんです。築地の安心・安全の話をしていて、総合的な判断というのは安心・安全の、築地の総合的な判断というふうに理解をするんですが、豊洲の情報と何かごちゃごちゃに答弁なさいますので、両方の話をされているのかなというふうに思いましたけれども、築地のことでということですか。安心・安全なんですかということの見解をお伺いしているんです。
○小池知事 築地の安全・安心という観点におきましては、安全性という観点では、先ほどのアスベストの問題などもございますが、議会でもご審議いただいて、そしてそのアスベスト対策というのは、予算もつけて、そして築地の安全を守るご努力を皆様方もされてこられたと、このように考えております。
 安心につきましては、消費者の築地に寄せます、レガシーといってもいい、何というんでしょうか安心というものは既に確保されているものと、このように考えております。
 現に、今、きょうも営業しているということはまさしく消費者の安心を証明しているのではないかと、このように思いますが、一方で、先ほどいろんな動物の話もございました。これらの問題については、適切に市場で対応すべきだと、このように思っております。
○崎山委員 ちょっとわかりづらい答弁でありましたけれども、時間もないので。
 今、限界のある築地は、市場関係者のたゆまぬ努力によって支えられているんです、ある意味で。かつて日本橋魚河岸から築地に移転したときも、あるいはまた神田から大田にやっちゃ場が移転した際も、同じような不安があったというふうに私は聞いています。築地も、日本橋からの移転直後には売り上げの減少が続いたそうであります。それでも、業界の皆さんが河岸行きの目きき、その力を発揮して、当初の安心を、この今の安心を積み上げてきたんだろうというふうに私も理解をいたしております。
 今の築地の皆さんも、建物の限界があるというふうにはいわれておりますけれども、安心をソフト面で保持していただいているんだというふうに思っております。安心を形成するための努力を惜しむことがあってはならないというふうに思っておりますので、今までの議論を踏まえ、次の視点から質問をさせていただきたいというふうに思っております。
 フリップをお願いいたします。
 平成二十八年八月三十一日の記者会見において、知事は豊洲移転の延期を決められました。移転延期の理由として挙げられたのが三点あります。
 (1)、安全性への懸念、(2)、巨額かつ不透明な費用の増加、(3)、情報公開の不足ということで、三つ挙げられています。
 まず、二番目から行きましょう。巨額かつ不透明な費用の増大というものがありますが、これは、先ほど三宅委員もおっしゃっておりましたけれども、刑事事件など不適切なものがあればしっかりと司直に委ねればいい話であり、建設コストが巨額という疑問は建屋の問題であります。移転延期の理由にはならないというふうに私は考えています。
 次に、情報公開の不足を挙げられております。知事も先ほど三宅理事の質疑でもお答えになりましたけれども、百条委員会でしっかりと情報公開をしながら、今、調査をしているというふうに私も理解をいたしております。土地の売買のことですから、何も延期する理由は見当たらないというふうに私は理解をいたしております。
 これに対して、安全性への懸念、一番でございますが、これは、都民の食の安全の観点から懸念があれば延期をするということが、ある意味で妥当な措置だというふうにも思われます。
 そして、知事は、懸念の理由を、後日の記者会見で明らかにされたものを含めると、三つ挙げていらっしゃいます。
 一つは、豊洲施設の建屋の危険です。いいですか。これについては、去年十二月末に検査済み証が交付されました。建物の安全が公的に確認をされました。
 二つ目は、揮発性ガスの発生を防ぐために盛り土をしたところ、一部盛り土がされずに地下ピットになっていることが挙げられましたが、しかし、これは専門家の調査によって、換気がなされれば危険性には問題がないということが明らかになりました。
 このように、三つ挙げた懸念のうち、二つは安全性が確認できたというふうに私は理解しています。
 続いて、残ったのは地下水の問題です。環境基準の七十九倍のベンゼンが検出されるなど、地下水の汚染こそが残された懸念だというふうにいえます。
 しかし、地下水の問題は食品の安全とどのような関係があるんでしょうか。市場長、いかがでしょうか。
○村松中央卸売市場長 地下水は、飲み水として利用したり、市場業務に用いたりせず、摂取経路が遮断されている状態であれば、市場の運営や人の健康に影響を与えることはないと考えております。
 築地市場におきましては、地下水は飲用に利用されておらず、敷地を覆うなど、法令上の措置を適切に講じております。
○崎山委員 現在の築地において、水産部や青果部ではどんな水を使用しているんですか。端的にお答えください。
○村松中央卸売市場長 築地市場におきましては、主に水道水を使用しておりまして、その他、ろ過海水を市場内洗浄の一部及び活魚用水に使用しております。
 地下水については使用しておりません。
○崎山委員 地下水は今、利用していないという答弁がありました。
 今、市場長の答弁にあったように、市場では地下水は使用しておりません、築地市場では。水産部で使用している水は、ろ過海水と上水道だけであります。
 知事は二月二十八日のぶら下がり会見で、昨年三月に築地市場の土地利用の履歴で土壌汚染のおそれがあるという都の報告について、こういうふうにおっしゃっていますね。(パネルを示す)築地はコンクリートでカバーされ、汚染はないという認識です。豊洲は築地と同じ観点であるわけにはいかないというふうにおっしゃっていますけれども、科学的な考えで判断される知事ですから、そもそも食品に地下水を使っていないのだから、地下水が食品に触れないようにきちんとふたをしていれば大丈夫だというふうにご認識ですか。
○小池知事 まず、今のご質問は豊洲ということでよろしゅうございますでしょうか。築地でしょうか。(崎山委員「築地。さっきからきょうは築地の問題を中心に。済みません」と呼ぶ)わかりました。
 築地に関しましては、コンクリートで覆われているということで、中にはひび割れているところもあるかもしれませんけれども、しかしながら、法的な問題とすれば、それはカバーはされているということでございます。
 そういったことで、ぶら下がりでもって、法的な基準は満たしているということを申し上げたわけでございます。
○崎山委員 これから聞くんです。
 そうすると、築地も豊洲と同じぐらい土壌汚染のおそれがあるものの、土壌がコンクリートでカバーされているから食品の安全には問題ないというふうに理解していいですか。(発言する者あり)同じ質問でしょう。築地も豊洲も同じく土壌汚染があるものの、土壌がコンクリートでカバーされているから食品の安全に問題はないというふうに理解をしてよろしいでしょうかということです。
○小池知事 今度は豊洲のことでよろしゅうございますね。(崎山委員「はい」と呼ぶ)豊洲市場、コンクリートで覆われているから法令上の安全性も確保されているじゃないかと、築地市場と同じ理屈じゃないかと、こういうご質問だったかと思います。
 豊洲市場については、建物の地下というのは、いわゆる捨てコンになっているわけでございます。その上にコンクリートの一階の床があるというのでコンクリートで覆われているという理屈ではないかと思いますが、土対法の汚染土壌の上の遮断のためのコンクリートではないということで、豊洲と、それから築地と、コンクリート問題で一体として扱うというわけにはいかないと、このように考えております。
○崎山委員 今、知事のご答弁では土対法上は違うというふうにご答弁があったというふうに私は理解をしたんですが、これが築地と豊洲の図面です。簡単にポンチ絵、つくりました。
 築地の場合は、これはもちろん開放型です。コンクリートやアスファルトで、これ、覆われています。
 豊洲の場合は、これがコンクリートやアスファルト。地下ピット、これは閉鎖されていますから、しかも、なおかつ、ここの換気をちゃんとすれば問題がないというふうに私は理解をしておりますけれども、関係者の皆さん、いかがでしょうか。
○鈴木(隆)委員長 誰、誰に聞きますか。
   〔崎山委員「担当者。環境局なのかな」と呼ぶ〕
○遠藤環境局長 豊洲市場用地につきましては、盛り土、アスファルト、コンクリート等により、土対法上必要な措置はされているというふうに考えております。
○崎山委員 知事、担当局長と知事のご答弁が違います。再び聞きます。いかがでしょうか。知事にお伺いいたします。
○小池知事 今、私の方から申し上げましたように、建物の地下に遮断のためのコンクリートを敷けば、土壌汚染対策に定める、豊洲市場もコンクリートで覆われているということになると、私はこのように理解をいたしております。
○崎山委員 土対法上に問題があるかという話を私はしたので、環境局長、もう一回、答弁をお願いします。
○遠藤環境局長 土壌汚染対策法上は、適切な盛り土、それから一定の厚さでのコンクリート、アスファルトによる遮断が必要とされており、豊洲市場用地につきましては、基本的にそれらの措置が講じられているものというふうに考えております。
○崎山委員 重ねてお伺いをいたします。
 市場長、いいですか。関係局長にお伺いをいたしますが、土対法上、問題ない。労働安全衛生法だとか、食品衛生に関係する法律があると思いますが、それも基本的には国の基準はクリアをしているというふうに、豊洲は理解をしていいのでしょうか。お答えをいただきたいと思います。全てクリアしているのかということをお答えいただきたいと思います。これは国会でももう質疑があって、しっかりと国の方で見解を示しておりますから、しっかりと現場の東京都もお答えいただきたいと思います。お願いします。
○村松中央卸売市場長 豊洲市場につきましては、建築基準法や土壌汚染対策法など、さまざまな関連法令にのっとりまして、適切に整備を進めてまいりました。
 設備につきましても、労働安全衛生や食品衛生の観点から、法令に基づいた措置を講じております。
 昨年末になりますが、建築確認済み証の発行によりまして、施設の安全性について、改めて確認したところであります。
 また、都民の安心の確保に向け、地下水モニタリング調査も行っております。
○崎山委員 知事、もう一度お答えいただきたいと思います。
○鈴木(隆)委員長 何を。
○崎山委員 国の関係法令上は何にも問題がないというふうにそれぞれの担当の局長がお答えになっておりますが、何かわかりづらい答弁なんですよ。イエスかノーでお答えをいただきたいと思います。
 答弁が長過ぎて、ちょっとわかりづらい。はっきりとお答えいただきたいと思います。
   〔「法令をクリアしているかどうか」と呼び、その他発言する者あり〕
○崎山委員 もう一回質問します。国等の法令は全てクリアしているんですよね、豊洲はということの確認です。
○小池知事 これまで土対法対策ということが豊洲においてもとられてまいりました。それがゆえに、八百億円ものお金をかけて、今、最後のチェックをしておられるということだと思います。
 先ほどから、国の法律と、そして都の流れとお話ございました。豊洲市場は、都みずからが定めた法令を上回る措置を講じるという方針をこれまで求めてこられたのではないでしょうか。ましてや、ここは卸売市場であり、生鮮食料品を扱うという、このことが土対法の中でも最もレベルが高いことを求められるものではないかと、このように思います。
 そして、それが科学的にどういう影響があるのかということを現在、専門家に調査してもらっているところでございまして、それを含めまして、法律が求める安全性の確保、それに加えて都民、そして国民が安心できる市場を実現していこうということでございます。
 法的な問題については、それを、法令を上回る措置を講じるというのが東京都のこれまでの意思ではなかったかと、このように私は理解をいたしております。
○崎山委員 知事、聞いたことだけにお答えをいただきたいと思います。国の法令上の問題は全てクリアしているというふうに理解をしていいんですか、お答えをいただきたいと思います。端的に、イエスかノーかでお答えをいただきたいと思います。
   〔発言する者多し〕
○鈴木(隆)委員長 静粛にしてください。
○小池知事 今、同じご質問をいただきましたので、同じお答えになってしまいます。
 私も、土壌汚染対策法ということにつきましては、これまでもかかわってまいりました。そしてまた、まだ豊洲が何も建っていないときにも、しっかりと現地を訪れて、そしていかにして浄化していく、その作業をしているか、つぶさに見てまいりました。
 しかし、あくまでもここは生鮮食料品を扱うということをベースにしながら、国の法律を超えて、そして法令を上回る措置を講じるというのが、東京都の皆様方、この議会でも、また都庁でもお決めになったことではないでしょうか。
 それを徹底していくことと、そしてまた、この間に地下水、先ほどから地下水のモニタリングは関係ないというお話ございますけれども、しかしながら、これを決められた形で進めていくことによって、そして信頼を得るという一番大きなことを確保しようとしたのが私の決意でございましたので、そこをよくご理解いただきたいと思います。
○鈴木(隆)委員長 知事、ちょっといいですか。知事、今、これ、もう三回目になりますから、もう一度理事に質問してもらいますが、端的に答えてください。よろしいですか。端的に聞いてください、理事。よろしいですか。
○崎山委員 今は食品の関係もお話をしましたけれども、知事は、ご答弁がありましたけれども、国の法令上の問題、基準、いろんなところがありますけれども、それは全てクリアされているんですねという確認をさせていただいているんです。いかがでしょうか。端的にお答えください。
   〔発言する者あり〕
○鈴木(隆)委員長 ちょっと黙っていて。
○小池知事 それらのことを確認するために、専門家会議、来週にも開かれます。そしてまた、モニタリングの結果も出てまいります。それらを総合的に判断をしてまいりますと、このことを再三再四お伝えしているところでございます。
○崎山委員 違います、知事。もうちょっときちっと答えてください、はぐらかさずに。
 国会の議事録も、私、読みました。国会の答弁で、委員会の答弁ですけど、全てクリアされているというふうに国の方で答弁が出ております。ですから、知事のお答えは違うんだと思いますし、認識を改めていただきたいと思います。
 次に、(パネルを示す)三月二日の一般質問について、知事は、築地市場の敷地はコンクリートやアスファルトで覆われておりまして、土壌汚染対策法等の法令上の問題はなく、人の健康に影響を与えることはないと考えておりますというふうに、我が党の三月二日の一般質問にお答えになっておりますが、この考えにお変わりはありませんよね。
○小池知事 法令上の問題ということにつきましては、この築地市場の敷地はカバーができているということでございます。
○崎山委員 では、この件で幾つかお伺いいたします。
 この答弁から読み取れることは三つあります。
 一つは、コンクリートやアスファルトで覆われております。
 二つ目は、土壌汚染対策法等の法令上の問題はなく、人の健康に影響を与えることはないというふうにおっしゃっております。
 そこで知事にお尋ねします。人の健康に影響を与えないということについて、コンクリートやアスファルトで覆われていること、土壌汚染対策法等の法令上の問題はないこと、そのほかに理由はありますか。
   〔小池知事「もう一度よろしいですか」と呼ぶ〕
○崎山委員 この三つのこと、この三つのことを聞いておりまして  法令上の問題はない、そのほかに、ほかに、築地の土壌汚染の問題はないというふうに、土壌汚染の問題に対して心配ないということ……
   〔発言する者多し〕
○鈴木(隆)委員長 静粛にしてください。
○崎山委員 人の健康に影響を与えないということについて、コンクリートやアスファルトで覆われていること、土壌汚染対策法等の法令上の問題はないということ、この考え方に変わりありませんね。
○小池知事 ご指摘のとおりでございます。
○崎山委員 覆われていることプラス法令上問題はないということ、すなわち人の健康に影響を与えないということを、知事の考えを確認させていただきました。
 安全ということでよろしいですね。築地は安全ということでよろしいですね。
○小池知事 土対法上、安全と考えております。
○崎山委員 これで築地市場の事業者の皆さんは安心するというふうに思います。
 さて、豊洲のことに移ります。
 コンクリートやアスファルトで覆われています。これはある意味で、ファクトです、豊洲の。コンクリートやアスファルトで覆われています。知事、正しいですか。
○鈴木(隆)委員長 知事、今の質問、理解して……(小池知事「もう一度いいですか」と呼ぶ)(発言する者多し)静粛に。静粛にしてください。
○崎山委員 さて、さっき豊洲のことでお伺いをいたしましたけれども、豊洲の問題でですね−−人の健康に影響を与えることはないと考えております。この築地市場の敷地は、コンクリートやアスファルトで覆われています。土壌汚染対策法等の法令上の問題はないというふうにいわれています。豊洲についても同じことがいえますよねということをお聞きしているんです。
   〔発言する者あり〕
○鈴木(隆)委員長 ご静粛にお願いします。
○小池知事 確認をいたします。今度は豊洲の件でよろしいんでしょうか。(崎山委員「はい、そうです」と呼ぶ)豊洲市場につきましては、法的に求められていることを、これまではそれに対応してまいりました。一方で、この土対法をクリアするためには盛り土をせよということが専門家会議で決められていたわけでございまして、そのことが守られていないということが今、この専門家会議を改めて続けているということで、このように私は理解をしているところでございます。
   〔発言する者多し〕
○鈴木(隆)委員長 ご静粛に。
○崎山委員 それでは、担当部署の方にお聞きをしますが、土対法上、盛り土をしなくてはいけないですか。盛り土をしなくてはいけないのか。端的にお答えくださいね。
○遠藤環境局長 土壌汚染対策法上、封じ込めその他、行わなければいけない措置は幾つかありますが、その中で行われている盛り土は行われております。今、知事がお答えになりましたのは、専門家会議の中で、土対法を上回る措置としての盛り土をすることについてのお答えかというふうに存じます。
○崎山委員 さっきはお答えになりませんでしたが、改めてお伺いをさせていただきたいと思いますが、土対法上、豊洲は問題ないんですね。
   〔発言する者多し〕
○鈴木(隆)委員長 ご静粛に願います。ご静粛に。
○小池知事 先ほどもお答えいたしましたけれども、法的に求められている点につきましては、これはカバーをしていると。しかし、土対法を上回る目標にするために盛り土もするといった専門家会議のお話があったと。それがまだ十分でないということから、改めて専門家会議、そして市場プロジェクトチームが、そのために必要な対策は何があるのかということをご議論いただいている最中だということでございます。
○崎山委員 築地と豊洲は土対法上、実際、いろんな法令上の問題はクリアされているというふうにお答えをいただきました。わかりました。
 それでは、先ほどの問題にまた戻らせていただきたいと思います。地歴の問題ですね。
 地歴の問題でありますけれども、地歴は  去年の三月二十五日で、知事は去年の八月二日の日に就任をされました。二月二十日の日に局の方から報告があったということです。
 もう一つは、環状二号線の土壌汚染についてでありますけれども、これも、この三月に(「三日」と呼ぶ者あり)三日ですか。三日の日に、プレスからの情報開示請求によって、築地市場の敷地の中で基準値を上回る有害物質が出たということをおっしゃっています。
 二つとも前の話でありまして、何がいいたいかというと、知事は八月二日の日に、当選をされまして、ある意味で知事選のですね、いろんな意味で、築地から豊洲への移転の問題はおっしゃっていらっしゃいました。知事は情報公開が一丁目一番地だというふうにおっしゃっていらっしゃいましたけれども、このタイムラグというのは、私はどういうふうに理解をすればいいのでしょうか。
○小池知事 報告を受けた時期につきましては、先ほどご答弁したとおりでございます。情報公開請求をきっかけに受けたということでございます。
 ただ、地歴につきましては、もう築地に関する本はこれまでもいろいろと出ております。アメリカ人も、こんな分厚い本を出しています。ある種、業界の中でも知られていること、そしてまた、これまでの歴史でわかっていること等々は、これは一般常識として踏まえておりますが、それについて、改めて都として出す書類についての報告を受けたのは、先ほどお答えした日付でございます。
○崎山委員 環境局長にお伺いします。なぜ二月二十日になって知事に報告をしたんですか。
○遠藤環境局長 築地市場に限らず、土地の改変につきまして、さまざまな民間事業者も含めまして、土地利用の履歴調査に基づく届け出が行われております。これらの土壌汚染の有無に関する届けについては、その段階での公表は通常いたしておりません。
 今回、築地市場の土地利用の履歴届については、開示請求があったことや、記者説明などで、さまざまな、都民やマスコミなど、質問が寄せられている中、築地市場における過去の土地改変工事について公表することになったため、合わせてお知らせすることとしたものでございます。
○崎山委員 やはりある意味で、知事は選挙中に築地市場の近くに行って遊説をしたりしながら、立ちどまって考えますとか、いろいろおっしゃっていたわけでありますから、関係局は、それはやっぱり知事はそのことについては大変興味があって関心が高いというふうに理解をしているんだと思っております。
 その中で、なぜこのように報告がおくれたのか、私は知事のガバナンスの問題だと思ってますが、ご見解をいただきたいと思います。いかがでしょうか。
○小池知事 選挙中も築地の方に参りました。これは、かねてより関心があったからでございます。そしてまた、それによって、いろいろな築地の関係者の方々からもお話を聞いてまいりました。環境関係のお話も聞きました。建築関係のお話も聞きました。
 そこで一回、立ちどまるということにさせていただいたのは、これはひとえに、いつ誰がどこで何をどう決めたのかということについて確認をする必要がある、このように考えたからでございます。なぜあのように建築費が膨らんでいったのか、そしてまた、なぜ、どのような形で移転が決まっていったのか、これについて、私は、都の責任者としてもう一度見ておく必要がある、そのことが都民にとっての説明責任につながると、このように考えたわけでございます。
 情報をとるのが遅かったのではないかというご指摘かと思いますけれども、それは、それぞれ豊洲及び築地に関する情報につきましては、日々報告を受けております。そういった中で、情報公開の請求があったということもきっかけとして、先ほどの日程での報告を受けたこととなっております。
 いずれにしましても、日々、この関係の情報については接する、また報告を受けておりますので、それはガバナンスの問題にはつながらないと、このように考えております。
○崎山委員 この築地から豊洲移転の問題に関して、大変重要な情報が知事に上がっていなかったというようなご答弁がありましたけれども、もう一個、大きな問題があります。
 何かというと、豊洲市場の検査済み証、これは十二月二十八日に出されているようなんですね。この検査済み証が出されたことの公表はいつされたかというと、我が党の先日の代表質問、高木幹事長の代表質問で初めて明らかになったわけですけれども、十二、一、二−−ほぼ三月、豊洲の市場の建物の建屋の検査済み証というのは三月、公表されてないんですね。
 やっぱりこれ、今、都民の関心が高い問題なんですね、移転問題。なぜ知事にも上げずに、しかも緊張感もなく三月も置いておいたのかということはやはり大きな問題だと思っておりますが、知事のガバナンスの問題だと私は思っておりますが、端的にお答えいただきたいと思います。
○村松中央卸売市場長 検査済み証につきましては、昨年末に特定行政庁から得ておりまして、その時点で豊洲市場の建物の安全性については確認されたところでございます。
 しかしながら、公表につきましては、私ども、これは行政手続の一環という認識のもと、とりたててその時点では公表をしていなかった。さきの代表質問を受けまして、現在、中央卸売市場のホームページでも公表してございます。
○崎山委員 うっかりミスだというふうにいってますけれども、検査済み証ですよ。これは、建築基準法上の、いろんな意味で建物の法令は守られてますよときちっと認定される証明書なんですね。それが十二月二十八日に出されて、なぜ我が党の代表質問まで明るみにされなかったのか。やはりこれ、ガバナンスの問題ですよ。責任者の問題ですよ。
 いかがですか、知事。知事就任後の話なんですからね。知事就任前のいろんなことは、知事、いろんなことをおっしゃいますけど、知事就任後の話ですからね。
○小池知事 今、豊洲問題、そして豊洲市場問題、そして築地についても総点検をしているところでございます。それはずうっと続いております。これをパッケージといたしまして、今後の総合的な判断につなげていきたいと、このように考えております。
 都の職員には、緊張感を持って、そして仕事に当たるようには、これは日々伝えているところであり、これからもしっかりとこの都政の運営に努めていきたい、これまでとは違う都政を必ずやっていきたい。ご協力をください。よろしくお願いします。
○崎山委員 ですから、こんな大事な情報を知事に上げなかったということは、やっぱりガバナンスの問題だというふうに私は理解をいたしております。
 何度もきょうは質疑をいたしましたけれども、本当に何ていうんだろう、まともに真正面からお答えにならないことが多いというふうに私は感じております。知事、あと十分ありますから、質疑にお答えをいただきたいと思います。
 それで、築地も豊洲のように土壌汚染が出たわけですから、可能性もあるというふうに、基準値を超える土壌汚染が出て、それでまた、地歴の問題からその可能性が高いというふうにいわれておりますけれども、これは今後どうするつもりなんですか。
○村松中央卸売市場長 築地市場の土壌汚染につきましては、環境確保条例に基づきまして、本来、環境局に届け出を行わなかった工事が八件ございます。過去に届け出漏れをしておりまして、現在、早期に環境局の方に、まずその届け出をする予定になっております。
 その後、環境局の方の判断で汚染のおそれがあるとされた箇所につきましては、具体的に調査に入る予定になっております。
○崎山委員 知事にお伺いしますが、この情報が入って、どのような指示をなされたのかお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○鈴木(隆)委員長 よろしいですか。
○小池知事 報告を受けまして、かつ、市場は築地だけではございません。そういったところで、全体をもう一度総点検するようにと、このような指示をさせていただいたところでございます。
○崎山委員 いや、私は築地の話をしているので、全体の話ではなくて、築地にどのような指示をなさったのか、即、ボーリング調査をしなさいということをいったのか、どういうようなご指示をなさったのかということをお聞きしてます。
○小池知事 まずは、指示をしたことが、第一に届け出の完遂でございます。これは、都庁内でなすべきことでありながらそれが行われていなかったということで、速やかにその届け出手続をするということでございます。
 第二に指示をいたしましたのは、改めて総点検をするようにということでございます。
 そしてまた、その安全・安心の確保のために必要なボーリング調査などを進めるようにと、このような指示をしたところでございます。
○崎山委員 私もこの間、築地の事業者の皆さんと話をしたんですけれども、ボーリング調査なんか、そんなのできるわけない、できないよというふうにいわれましたけれども、なぜだと思いますか。地下のいろんな配管図とかあるんですか、築地には。(パネルを示す)
○村松中央卸売市場長 築地市場の敷地に埋設されております給水管あるいは雨水管等につきましては、おおよその位置を示した図面はございますが、詳細かつ正確な位置を示した図面はございません。正確な位置を示した図面はございません。
○崎山委員 じゃ、これ、どうやってボーリング調査をなさるおつもりなんですか。地下の埋設物がどこに何が埋まっているのかというのがわからない中でボーリングができますか。
○村松中央卸売市場長 今後、ボーリング調査が必要となる場合につきましては、改めて地下埋設物の調査を行う必要が出てくるのではないかと考えております。
○崎山委員 知事からどういう指示を受けたのかという話とか、ちょっとお答えがよく理解できませんが。
○遠藤環境局長 知事からは、中央卸売市場と環境局に対して、よく連携をとり、必要な届け出と調査を行うようにという指示を受けております。
 調査につきましては、まず第一段階としましては、地歴の調査を改めて行った上で、表土五十センチについて調査をし、その結果に基づき、必要があればボーリング調査をする手続になります。その間に、配管等についても調査が行われるものだというふうに承知をしております。
○崎山委員 今、環境局長の所感なんですが、現場はどういうふうに受けとめていらっしゃいますか。もう一回、お答えください。
○村松中央卸売市場長 環境局長が答弁したとおり、まず環境局に届け出をして、その後、汚染のおそれがあるとされた地域につきましては、概要調査の表層五十センチのところの調査をいたします。そこで汚染物質が確認されれば、さらに十メートルのボーリング調査をしますので、その期間には、期間がかかりますから、その間に必要な調査を行うことになります。
○崎山委員 築地も土壌汚染のおそれがあるというふうにもいわれて、やはり地元の業者の方は大変心配なさっているんだというふうに思っております。やはり、調査は相当難しいんだろうというふうに思っています。その中で、やはり本当に悲鳴を上げているのが業者の皆さんで、ある意味で風評被害も受けているということも含めて、本当に悲鳴の声を上げておりました。
 その中で、やっぱりしっかり、まず築地の皆さんを安心させるために、知事には築地の安全宣言を出していただきたい。安心ですよということをおっしゃっていただきたい。それがやはり、まずはとりあえず築地の確認できるまでの間の安全宣言であって、それで、なおかつ、やはり一日も早い結論を出していただきたいということも現場の声でありますから、しっかりそこら辺もめり張りのついた判断をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○小池知事 築地ということでよろしゅうございますね。(崎山委員「はい」と呼ぶ)
 築地につきましては、先ほど来のさまざまな課題は抱えておりますものの、安全と、このように考えております。かつ、築地ブランドを長年にわたって消費者と業者の信頼によってかち得た、このような安心がございます。これによりまして、築地につきましては、私は、安全だからこそ、現在、営業しているということでございます。
 市場というのは基本的に、先生もご存じだと思いますけれども、都が安全だということを確認した上で市場としてお認めいただくという作業が必要でございます。現に営業している、現に毎日、都民の、そして国民の胃袋を安心して満たしているこの築地というのは、私はこれからも非常に元気に活動していただきたいと、業者の方々にも元気に活動していただきたいと思っております。
 つきましては、安全というのは市場立地に当たりましての法的な定められた範囲の必要条件でございますが、安心は、業者の方、消費者の方が使っていただけるように信頼され、理解と納得をいただいてこそ市場として機能している。その意味で、築地は安心・安全であると、このように申し上げたいと存じます。
○崎山委員 私の質問時間より知事の答弁時間の方が長いようで、本当にもう時間がなくなりました。これから、きょうから始まる予算特別委員会で、さまざまなこの問題、課題についての質疑をこれから我が党でしたいと思います。

千葉市が『稲毛海浜公園の賑わいと魅力アップに向けた事業者を募集』について発表

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写真:稲毛海浜公園ホームページより


プレス発表内容↓
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平成29年3月24日
千葉市都市局公園緑地部公園管理課

稲毛海浜公園の賑わいと魅力アップに向けた事業者を募集します
〜民間活力を導入して海辺を活かした稲毛海浜公園のリニューアルを行います〜

千葉市では、稲毛海浜公園のもつポテンシャルを最大限に活かし、より魅力的で賑わいの場となるよう、民間事業者から事業提案を募集する「稲毛海浜公園施設リニューアル整備運営事業」を実施することとしましたので、お知らせします。

1 趣旨・経緯
稲毛海浜公園は、開園から40年以上経過し、施設の老朽化も進んでいることから、平成28年3月に策定した「海辺のグランドデザイン」をもとに、稲毛海浜公園の持つ都市型ビーチなどのポテンシャルを最大限に活かし、より多くの来園者が集い、賑わうような施設構成とサービス内容に改善していけるよう、民間事業者による豊富な経営ノウハウを活用した施設の整備と一体的な管理・運営による再整備を目的として事業提案を募集するものです。

2 事業提案の募集
(1)募集方法  公募型プロポーザル方式
(2)対象者  法人または複数の法人の連合体
(3)募集条件  
   ア 海辺のグランドデザインを踏まえているもの。
   イ 稲毛海浜公園全体の活性化に資する事業であること。
     ※公園の魅力向上につながるものであれば、施設整備や管理運営を
      一定のゾーン(別図)に対して自由に提案することが可能。

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   ウ 事業期間は、20年〜30年とし、協議により決定する。
   エ 提案事業に係る費用は基本的に事業者の負担、収益は許可使用料を除いて事業者の収入となる。ただし、市の費用負担については、提案内容に応じて協議のうえ決定する。
(4)募集期間  平成29年4月初旬〜2か月程度
(5)募集の公表  市ホームページへ掲載

3 事業提案の選定
  提案された事業提案について、有識者の評価を経て選定し、基本協定締結となります。
なお、詳細協議の対象となる提案は1件とは限りません。
※詳細協議段階での条件調整の結果、不採用となる場合もあります

4 スケジュール(予定)
平成29年 4月初旬   募集要項公表
4月下旬   現地説明会の実施(稲毛海浜公園内)
5月上旬 〜6月上旬 提案書の受付
6月中旬 〜6月下旬 ヒアリング、有識者評価、優先交渉提案の決定
7月以降  詳細協議・基本協定締結


国土交通省から「平成29年度 都市と緑・農が共生するまちづくりに関する調査」の提案募集が始まりました。

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プレス発表のURL↓
http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi10_hh_000243.html

プレス発表内容
国土交通省と農林水産省は、3月23日より、緑地・農地と調和した良好な都市環境・都市景観の形成、都市農業の多様な機能の発揮などを促進するための方策を即地的に検討するため、地方公共団体等における都市と緑・農が共生するまちづくりの実現に向けた調査の取組内容について、提案募集を開始します。
現在、国においては、人口減少、少子高齢化等に対応したコンパクトシティや都市と緑・農が共生する都市の実現を目指しているところです。
これらの実現に向けて都市緑地法等の改正により、緑地や農地の保全・創出に係る諸制度の見直しを検討しており、今後、具体的に取り組むための先導的な事例を展開していくことが必要です。
そのため、本調査は、国土交通省と農林水産省が共同して、具体的な課題を抱える地方公共団体等とともに、緑地・農地と調和した良好な都市環境・都市景観の形成や都市農業の多様な機能の発揮を促進するための先導的な方策の検討を目的として行うものであり、今般、その調査の取組内容の提案を募集します。

■提案募集の概要
1.応募主体 [1]地方公共団体
     [2]地方公共団体を構成員に含む団体(協議会等)
      [3]緑地管理機構又は景観整備機構
     [4]上記以外の民間団体
2.委託経費 1件あたりの上限額は概ね800万円程度
3.委託期間 平成29年5月下旬(予定)〜平成30年3月上旬
4.提出期間 平成29年3月23日(木)から4月21日(金)17:00まで
5.その他  
調査の詳細及び応募書類については、国土交通省及び農林水産省のホームページに掲載します。
  国土交通省:http://www.mlit.go.jp/toshi/park/toshi_parkgreen_mn_000006.html
農林水産省:http://www.maff.go.jp/j/supply/itaku/sonota/index.html
※本調査の実施は平成29年度当初予算の成立を前提とします。
■応募書類の提出
応募書類は、下記のアドレス宛てに電子データ(PDF形式)をメールにて、提出してください。 応募書類の提出後、国土交通省担当係へ必ず電話にてご連絡ください。電子データのファイル総量は極力5メガバイト以内としてください。 なお、送信された応募書類の印刷は白黒で行います。
国土交通省 都市局 公園緑地・景観課 緑地環境室 煙山 メールアドレス kemuyama-a2qb@mlit.go.jp

東京の自然公園ビジョン(仮称)(中間のまとめ)への意見の募集が始まりました。

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出展:東京の自然公園ビジョン(仮称)(中間のまとめ)

↓ プレス発表URL
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/03/16/08.html

2017年03月16日  環境局
東京の自然公園ビジョン(仮称)(中間のまとめ)の公表及び都民意見の募集について
東京都自然環境保全審議会(村山寛司会長)は、平成28年9月27日に知事から諮問を受け、東京の自然公園の目標像と、その実現に向けた施策の方向性を示す「東京の自然公園ビジョン(仮称)」について、計画部会において検討を進めてきました。
この度、自然環境保全審議会計画部会は、3月13日に「中間のまとめ」を審議会に報告しましたので、この「中間のまとめ」について、都民の皆様のご意見、ご提案を募集します。今後、いただいたご意見を踏まえ審議会の答申をまとめていく予定です。
1 諮問事項
自然公園ビジョンの策定について
2 中間のまとめの公表
環境局ホームページ
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/nature/conference/council/index.html
でダウンロードできます。
また、都民情報ルーム(都庁第一本庁舎3階北側)、環境局自然環境部緑環境課(都庁第二本庁舎22階中央)で3月16日(木曜日)から閲覧できます。
※なお、これまでの計画部会における検討資料等(第22期第3回〜第6回)についても、上記URLでご確認いただけます。
3 ご意見の募集について
(1) 募集内容
東京の自然公園ビジョン(仮称)(中間のまとめ)に関すること
(2) 募集期間
平成29年3月16日(木曜日)〜平成29年4月6日(木曜日)
(3) 提出方法
郵送(4月6日(木曜日)消印有効)、Eメール、ファクスのいずれかの方法でお送りください。
提出にあたっては、件名に「東京の自然公園ビジョン(中間のまとめ)パブリックコメント」と明記の上、1)ご意見 2)住所 3)氏名 4)年齢 5)性別 をご記入ください。なお、2)3)4)5)の記入は任意です。
電話によるご意見は受け付けておりませんので、ご了承ください。
【提出先】
郵送
〒163-8001 新宿区西新宿2-8-1 環境局自然環境部緑環境課
Eメール
S0000724(at)section.metro.tokyo.jp
※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。
ファクス
03-5388-1379
4 留意事項
お寄せいただいたご意見の内容は、住所、氏名等の個人情報を伏せた上で、公表させていただく場合があります。
ご意見に対する個別の回答はいたしませんので、あらかじめご了承ください。
Eメールの場合は、添付ファイルではなく、メール本文への記載をお願いいたします。添付ファイルは開封いたしません。
Eメールアドレス、ファクス番号等はお間違えのないようにお願いいたします。
問い合わせ先
環境局自然環境部緑環境課
電話 03-5388-3507


中間のまとめでは、自然公園のあり方として次のように提起しています。
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習志野市議会清水晴一議員が議会で公園経営についていい質問しています。

習志野市議会議員の清水晴一氏が平成28年12月議会で、公園経営の推進について一般質問に立ちました。
質問の冒頭に、筆者が公園管理運営士更新講習の特別講和で話した「公園管理の現状と課題」を引用し、問題提起をしています。
特別講和では、すでに公園管理運営の未来は起きているということで、八王子市、西東京市、港区での小公園も含めた包括的指定管理の取り組みや千葉市での官民連携による公園リニューアルの話をしました。

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特別講和で使ったパワーポイント

習志野市の公園経営に日ごろから関心を持たれている清水議員は、習志野市での公園経営の促進の観点から質問をしています。

以下は、習志野市議会の会議録よりの抜粋です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆清水晴一議員:今後の公園経営の方針についてお伺いします。
先日、元東京都公園緑地部長の小口健蔵氏による「公園管理の現状と課題」と題する講習を受けました。とても刺激的な内容でした。その一部を御紹介します。
公園管理者が意識改革をしないと仕事を奪われる事態が進むとの具体的な指摘が3点ありました。1点目に、直営から指定管理への動きがさらに進む。小公園群、小さな公園群を包括的にグループとして指定管理に出す動きが進む。2点目に、新しい取り組みができないままだったら、公園部門から都市経営部門に仕事が移る。3点目に、役所の中でも硬直的な考えでいると、柔軟な考えをする人にポストがかえられる。このような動きの背景には、少子高齢化社会の進展による財政力の落ち込み、そして公園維持管理・運営費の切り詰めがもっと求められてくる事態があります。国も、こうした事態への対応として、新たな時代の都市マネジメントに対応した都市公園等のあり方検討会答申を本年5月に発表しています。公園も新たなステージに移行し、民間との連携を加速させなければ公園経営が成り立たない時代を迎えています。
具体的な事例を御紹介します。市町村では、小さな公園を含めて包括的に指定管理を導入する動きについては、東京都八王子市や西東京市、そして東京都港区などが挙げられます。そこで、市内の小公園などを含めた都市公園の管理・運営について、包括的に指定管理者制度を導入することを提案しますが、当局の見解をお伺いします。

◎市長:清水晴一議員の御質問にお答えしてまいりますが、公園経営につきまして、今後の公園経営の方針についてお答えいたします。
現在、市内に217カ所あります都市公園は、広範囲から集客力を有するものから地域密着型の小規模なものまで、規模においても機能においてもさまざまであります。それぞれに適合した管理・運営手法を採用しているところであります。
集客範囲の広い谷津干潟自然観察センターを含む谷津干潟公園の一部及び谷津バラ園につきましては、指定管理者制度を導入し、民間事業者の経営ノウハウや創意工夫を活用した公園管理を行っております。これ以外の都市公園におきましては、習志野市造園工事業協同組合及び習志野市シルバー人材センターに委託しているほか、身近な公園施設の愛着を育むとともに市民協働を推進する立場から、一部におきましては地元町会や子ども会の皆様にもお力添えを願っております。
御質問にありました指定管理制度の導入の拡大でございますが、市内の小規模公園を含めた都市公園を対象に、包括的に指定管理者を導入することは、迅速かつ効率的な管理体制がとられ市民サービスが向上するとともに、市のコスト削減に寄与することも想定されるところであります。一方で、指定管理の対象とする地域の設定や業務の内容、受託者の指定方法などさまざまな課題もありますことから、今後、先進事例を注視してまいりたいと考えております。

◆清水晴一議員:公園経営について再質問いたします。
全国で都市公園の指定管理者制度が進んでおります。全国で約12万ヘクタールのうちの5万2,000ヘクタールに指定管理が導入されております。パーセントにすると43%です。
近年、新たな公園経営の動きとして、市町村で小さな公園も含めて包括的にグループとして指定管理を導入する動きが出ています。そこで、公園の管理・運営に包括的に指定管理者制度を導入している東京都など先進自治体の事例についてお伺いいたします。

◎都市環境部長:先進事例の紹介をということでございますけれども、先ほどの1回目の御質問でお取り上げいただきましたとおり、小公園を含めまして包括的に指定管理者制度を導入している東京都内の先進自治体は、八王子市、西東京市、港区などがございます。その中でも八王子市は、運動公園1カ所、日本庭園公園1カ所、自然公園8カ所、小公園を含む都市公園758カ所を4地区に分割いたしまして、それぞれの地区を包括的に指定管理者の管理に委ねているということでございます。
また、県内でございますけれども、四街道市、成田市などで事例がございまして、四街道市では総合公園1カ所、地区公園1カ所、近隣公園6カ所、小公園を含む167カ所を対象に包括的に指定管理者制度を導入しているというふうに伺っております。以上でございます。

◆清水晴一議員:千葉県においては、四街道市がこの包括的な指定管理者制度を既に導入をしているということです。
次に、この包括的に指定管理者制度を導入したことによる公園経営上の効果についてお伺いします。

◎都市環境部長:この包括的な指定管理者制度の導入による公園経営上の効果という御質問でございます。
先ほど申し上げました東京都の八王子市、それから県内の四街道市に確認いたしましたところ、集約いたしますと主に3点の効果について伺っているところでございます。まず1点目は、迅速かつ効率的な管理体制がとれる。このことによりまして公園の印象が改善されたということでございます。問題点の解消に時間を要しなくなったということだろうというふうに推測しております。それから、2点目といたしまして、既存の公園資源を生かしつつ地域を活性化する提案がなされるなど、新たな公園利用の形式を創出できたということでございます。それから、3点目といたしまして、これは指定管理者側の経営努力によりまして実質的な経費の削減にもつながっていると、このように伺っているところでございます。
今申し上げましたように、受託者の公園経営上の効果を引き出すためには、対象地域のスケールメリットですとか、あるいは契約条項で契約金額の支払い回数をふやすなど、事業への参画意欲を起こさせる措置等も必要であると考えております。また、受託者からの創意工夫等の効果を持続できる仕組みづくり、さらには、これは忘れてはいけないと思いますが、市内企業の育成という観点も大切であろうというふうに考えているところでございます。以上でございます。

◆清水晴一議員:包括的に指定管理者制度を導入することによって多くの効果が上がっているという御紹介でございました。
次に、この公園の指定管理者制度化に当たりまして公園管理運営士の活用を提案しますけれども、当局の見解を伺います。

◎都市環境部長:公園管理運営士ということについての御質問でございます。
この公園管理運営士と申しますのは、都市公園の管理運営を円滑かつ効果的に推進するためのマネジメント能力を備えた一定水準の知識・技術・能力を有する人材、つまりは公園の管理運営のプロフェッショナルということでございまして、一般社団法人日本公園緑地協会により認定された資格でございます。全国的に指定管理者制度の導入が進む中で、この資格を有する方は、ただいま申し上げましたようにマネジメント能力を備えた人材ということで、活躍が大いに期待をされているところでございます。
本市におきましても、受託者の中に公園管理運営士が備わることは、都市公園の管理運営を円滑に推進するために効果的であると認識いたしておりますので、今後、指定管理者制度を導入する際の資格要件に取り入れるかどうか、これについては十分研究してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

◆清水晴一議員:公園の指定管理者制度化に当たりまして、審査会の委員に公園管理運営士を加えることを提案しますけれども、当局の見解をお伺いします。

◎都市環境部長:本市の指定管理者候補者選定委員会という組織がございますが、こちらは副市長、政策経営部長、総務部長、そして指定管理者の候補者の選定にかかわります公の施設を所管する部長をもって組織しております。また、この選定委員会は、候補者の公平かつ公正な選定を行うために必要があると認めるときは、選定委員会に学識経験者その他の者の出席を求め、意見を聞くことができると、このようになっております。このことから、指定管理者制度を導入する段階で、必要に応じて公園管理運営士に対しまして、この指定管理者候補者選定委員会に出席を求めることを提案してまいりたいと考えております。以上でございます。

◆清水晴一議員:これまで指定管理者の労働条件審査に社会保険労務士の活用を提案していますが、取り組み状況について伺います。

◎都市環境部長:やはりこれは仕事を受託していただいた企業の社員の福利厚生といいましょうか、労働条件を確保するという観点からも非常に重要かなというふうに考えております。
これまで清水議員からも御提案をいただいております、この社会保険労務士による指定管理者の評価でございますが、現在のところ、実施した実績はございません。本年度、谷津干潟自然観察センター、それから谷津バラ園の両指定管理者を対象にいたしまして、税理士によります第三者評価を実施して、両者とも財務状況につきましてはおおむね良好であるという確認はいたしております。
御提案の労務条件等の評価につきましては、谷津干潟自然観察センターの指定管理者が平成29年度、来年度でございますけれども、管理期間の中間に当たる3カ年目を迎えることから、社会保険労務士による評価を考えてみたいと、このように考えております。以上でございます。

◆清水晴一議員:都市公園に保育所を設置することが国の規制緩和で進められております。このことについて本市の見解をお伺いします。

◎こども部長:都市公園内に保育所を設置することについての見解ということでお答え申し上げます。
平成27年9月、国家戦略特別区域法が改正をされまして、都市公園内に保育所などの社会福祉施設が設置可能ということにはなりました。一方、本市では、平成26年度に策定いたしました子ども・子育て支援事業計画に基づきまして順次保育所の整備を行っておりますけれども、この計画においては、平成30年度には待機児童の抜本的な解消が図れると予想しているところでございます。したがいまして、現状におきまして公園内の保育所設置については検討していないというところでございます。
今後、保育需要がさらに拡大すると予測された場合には、他の公有地等の活用も含めて公園内の保育所設置につきましても慎重に検討してまいりたいと考えております。以上です。

◆清水晴一議員:都市公園に保育所を設置している先進事例についてお伺いします。

◎こども部長:都市公園に保育所を設置している先進事例ということでお答えを申し上げますけれども、来年4月の開園を目指しまして、東京都の中で荒川区、品川区、そして世田谷区などで都市公園内で保育所設置を認める特区制度、これを活用した保育所設置をするという、このことを確認しているところでございます。以上です。

◆清水晴一議員:都市公園に保育所、余りなじみがないかもしれませんけれども、過去には日比谷公園の中にも保育所があった時代がございました。そういった意味では、公園と保育所というのは非常になじみがよいというふうに思われます。
今現在、大久保地区の公共施設再生事業の中でも保育所等の機能が求められておりますけれども、大久保中央公園と一体になった保育所、こういったものを実現していただきたいことを要望いたします。


公園に保育園をつくることは悪手か?

環境緑化新聞の2017年3月15日号に掲載した連載コラム「小口健蔵のパークマネジメントのヒント」です。

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都立汐入公園につくられる保育園のイメージパース 出展:荒川区

小口健蔵のパークマネジメントのヒント
公園に保育園をつくることは悪手か?
都市公園に保育園を設置することが、この通常国会でそれまで特区だけに許されていたものを日本全国で出来るように改正されるという。このニュースが報道されると造園界の一部から公園を建ぺいするとは何事だ、公園は生態系サービスを提供するために緑で覆われているべき場所だと問題視する意見が出された。
都市公園に保育園をつくること、そんなに非難されるべき問題だろうか。
全国の公園で保育園等が占用できるという政策は、「保育園落ちたのは私だ!」という叫びが昨年の国会で取り上げられたことで、働く親の切実な願いを聞き政治が出した結論の一つである。喫緊の課題を解決するためどうしてもほかに方策がなく緊急避難で公園のもつ特性を生かして対応することは大事なことではないか。
私が危機感を覚えるのは、社会の課題に鈍感なままこれまでと同じように都市公園のあり方が議論されているのではないかということにある。確かに、公園の命はオープンスペース性であったり緑で覆われていることなので建物が作られることに公園関係者が違和感を持つのは分かる。公園の建蔽を頑なに拒んできたのがこれまでの歴史であり、この頑なさがあればこそ今日の公園のストックが形作られたということも事実であろう。
しかし、人口減少が必至の状況の中で何とか出生率を高め、減少を食い止めようというのが今一番求められている施策ではないのだろうか。未来の公園利用者にいま生まれてもらわなければ公園の持続可能性もあったものではない。
人口が驚異的に増え、いくら公園を作っても一人当たりの公園面積がなかなか増えなかった時代の対応と公園ストックはある程度構築できたが人口が急激に減少する時代では考え方を変える必要があるのではないのだろうか。
都市公園に保育園ができないかという話は東京23区から持ち上がった。稠密に市街地化されている23区の中でも保育園が足らず、用地の手当てもすぐできずやむなくある区では公園の一部を廃止して保育園を整備したり、公園内に仮設工作物として園舎をつくり対応していたところがあった。この話が区長会の話題になり法律的にもきちんとした対応が取れないだろうかと、区長会会長の西川荒川区長が動いた。衆議院議員時代副大臣をしていたことから政府を動かす術を知っていて特区制度を活用できないかというアイデアを出し、それが現実化したと聞いた。東京23区にはそれぞれ議会があり公園に保育園を作るとなったら様々な議論がされるだろう。公園の大事さは十分に理解をしている。だからこそいまでも公園の拡張整備に各区は取り組んでいる。いま、多くの認証保育園は園庭はなく、近隣の公園を園庭代わりにしている。公園内にできる保育園は、逆に公園すべてを園庭にできる素晴らしい環境を手に入れることができる。
昔、日比谷公園に東京市は児童遊園を設置し児童指導員を置いた。通称日比谷幼稚園といわれていて幼児教育における外遊びの理念を築いたという。この例に倣い今また公園と児童保育を探求する機会として公園人もとりくみ悪手を良手に変えようではないか。
(公園プロデューサー 小口健蔵オフィス代表)

港区(東京)が『公園のにぎわいづくり』を目指して区内86か所の公園・児童遊園で指定管理制度を導入


公園の未来が始まりました。港区(東京)が『公園のにぎわいづくり』を目指して区内86か所の公園・児童遊園で指定管理制度を導入し、その事業者が発表されました。区内のほとんどの公園と児童遊園が総合支所ごとのエリアでグループ化され発注単位となっています。
港区は、この指定管理者制度導入にあたり、「港にぎわい公園づくり基本方針」を新たに改訂し、「区立公園及び児童遊園への指定管理者制度導入の考え方」も整理し、民間活力をどう生かすか、区民協働をどう引き出すか、目標と求める成果の進行管理をどう実現させるかなど、導入にあたっての理念を明確にし取り組んでいます。
公園管理運営の切磋琢磨の条件を整えたうえで、事業者を選び、この4月から具体的な管理運営が始まります。
全国の公園管理運営に大きな影響を与える事例になると思います。

注目です。

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出展:港にぎわい公園づくり基本方針


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出展:港にぎわい公園づくり基本方針

港区(東京)では、平成18年度に年齢層に関係なく幅広い人々が利用できる「にぎわいのある公園」をめざし、区民との協働を基本とし、これまでにない魅力ある公園づくりを進めるため、公園の整備や利用に関する基本的な考え方と、中長期的に取り組むべき施策を明らかにした「港にぎわい公園づくり基本方針」を策定しました。前方針策定後9年が経過し、社会状況の変化や東日本大震災の教訓等、公園の管理や利用にも大きな変化が見られることから、平成28年3月に「港にぎわい公園づくり基本方針」を改定しました。
上の図は、この改定で港区が目論む公園にぎわいのイメージです。

この基本方針で目指すのは次の3つです。 
(1)個性ある公園をつくり、つなぐ
(2)行って楽しい公園メニューをふやす
(3)協働や民間活力を生かすしくみをつくる

そして、この基本方針のもと、公園等の維持管理や利用者へのサービス提供等の運営管理について、民間の活力を活用して充実を図るため、指定管理者制度を導入する対象公園等を拡大しました。
これまで、港区では、「区立公園及び児童遊園への指定管理者制度導入の考え方」を整理し、民間活力の導入により公園等のサービス向上等利用の活性化を図るため、平成24年度から指定管理者制度の導入を開始し、平成27年度には、対象を7公園に拡大しています。
今回の指定管理者制度導入では、区内の公園等は小規模なものが多い点を踏まえ、地域の核となる公園と小規模な公園・児童遊園のグループ化により、5つの総合支所エリアを一つのグループとして指定管理者制度の導入をしています。

これまでの指定管理制度の導入状況
平成 24 年度〜:有栖川宮記念公園、芝浦中央公園
平成 27 年度〜:芝公園、イタリア公園、高輪森の公園、港南緑水公園、お台場レインボー公園

平成29年度からの指定管理者制度導入する公園・児童遊園
地区 種別 名称 指定管理者
■芝地区 公園(4園)児童遊園(11園)
指定管理者 アメニス・ケイミックス・日比谷花壇グループ
■麻布地区 公園(11園)児童遊園(12園)
指定管理者 アメニス・ケイミックス・日比谷花壇グループ
■赤坂地区 公園(7園)児童遊園(6園)
指定管理者 かたばみ・山本・GSグループ
■高輪地区 公園(5園)児童遊園(19園)
指定管理者 株式会社グリーバル
■芝浦港南地区 公園(9園)児童遊園(2園)
指定管理者 アカネ・ハリマ・イビデングループ

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出展:港にぎわい公園づくり基本方針

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出展:港にぎわい公園づくり基本方針

指定管理者の主な業務は次の通りです。
公園等の維持、修繕に関する業務(樹木剪定、除草、園内清掃、施設の小規模修繕など)
公園等利用に関する要望や苦情などの窓口・相談
公園等の利用促進に関する業務(区民協働の活性化や遊び環境の充実の取り組みなど)
※公園等の占用許可、使用許可はこれまでどおり土木施設管理課占用係、または各総合支所協働推進課協働推進係で取り扱います。

■資料(下のツイッターのURLをクリックすると、それぞれの資料を見ることができます。)
港にぎわい公園づくり基本方針
区立公園及び児童遊園への指定管理者制度導入の考え方 平成28年1月 港区街づくり支援部



日本学術会議・環境学委員会・都市と自然と環境分科会から神宮外苑の歴史を踏まえた 新国立競技場整備への提言 ―大地に根ざした「本物の杜」の実現のために が提言されました。



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図 14 都市のレガシーとしての新宿御苑、明治神宮内外苑、代々木公園及び渋谷川 による水と緑のネットワーク   出展:日本学術会議 環境学委員会 都市と自然と環境分科会 提言より
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図 15 持続的グリーンインフラストラクチュア(Sustainable Green Infrastructure, SGI) としての神宮外苑のイメージ  出展:日本学術会議 環境学委員会 都市と自然と環境分科会 提言より

提言全文は、このページの最後にあるツイッター「パークマネジメントのヒント」をクリックしてください。

■提言の内容
(1) 提言1
新国立競技場周辺地域の整備にあたっては、神宮外苑の歴史と生態系を踏まえた、「本物の杜」を再生していくという考え方を揺るぎないものとする。「本物の杜」とは、地域の植生帯に即した群落構造を持つ植生で、大地に根ざすことにより持続的成長が可能で、健全な水循環が維持されている「杜」を意味する。この実現のため、東京都は、白紙撤回されたはずのザハ案をそのまま踏襲している現行の都市計画の見直しを速やかに実行し、「立体都市公園制度」の適用を廃止すべきである。これを踏まえて事業者である日本スポーツ振興センター(JSC)は、大地に根ざした「本物の杜」を創り出し、コスト縮減を行い、次世代に負のストックを残さないようにすべきである。 見直しにより、従前の明治公園の面積が補填できない場合は、JSC 及び国は、速やかに廃止された明治公園と環境的価値が同等である代替となる緑地、すなわち、大地との水循環を有する持続的グリーンインフラストラクチュア(Sustainable Green Infrastructure、SGI)を、都民に提供すべきである。
(2) 提言2
新国立競技場の敷地内には、渋谷川が、暗渠となって流れている。下水道の整備が行き渡っていなかった 1960 年代には、人々の生活に潤いを与える身近な水辺が都市から 次々に失われていき、渋谷川も前回の東京オリンピック開催時に地上から姿を消した。 2014 年「水循環基本法」が公布され、生命の源としての水循環を回復する施策の展開が行われることとなった。国、東京都、JSC は、協力をし、都市計画の変更がされないが ために残った人工地盤上の不自然なせせらぎの整備をやめ、渋谷川を地表面に戻すべきである。21 世紀の地球環境の課題である健全な水循環を回復し、いのちを尊重する自然 共生都市への先駆的プロジェクトとして、当該地に、せせらぎを復活させ、憩いの場とし、熱環境、生物多様性の改善をはかり生態系の回廊を創り出していくべきである。
(3) 提言3
明治神宮内外苑の歴史的環境は、明治神宮はもとより、東京都、地元住民等の営々とした努力により保全・育成が行われてきた。国、東京都、JSC、新宿区・渋谷区・港区 は、神宮の杜を熟知している造園家や河川技術者などの専門家、市民の叡智の結集により、開かれた「神宮の杜再生会議」を立ち上げ、100 年の杜をつくる「神宮の杜基金」 を創設し、多くの人々の参加が可能となる仕組みをつくりだすべきである。