「駿府城を愛する会」に 再建団体名称変更

「駿府城を愛する会」に 再建団体名称変更
静岡新聞 2014年12月6日

 駿府城再建を目指し、静岡市内の2団体などが統合して発足した団体「(仮称)駿府城をつくる会」は団体の正式名称を「駿府城を愛する会」に決め、5日、関係者が市役所静岡庁舎を訪れて田辺信宏市長に活動方針などを説明した。
 安池康之事務局長が「現在ある駿府城公園の整備基金を、再建に向けて再び活用できるようにしてほしい」と要望した。田辺市長は「ハードルはいくつもあるが、私も踏み出した以上、信念を持って取り組む」と話した。
 同会は来年4月をめどに、一般社団法人として活動を開始する。安池事務局長によると会員は現在約100人で、今後は駿府城再建の機運を盛り上げるための活動や歴史・文化の魅力発信などを行う。事務局は静岡商工会議所内に置く。
 10月の発足式で後藤康雄静岡商工会議所会頭を会長に、経済界やこれまでの活動団体の代表らが副会長に就任した。理事には市区の自治会連合会長などが名を連ねている。

特攻艇の戦争遺跡を公園に 和歌山県田辺市の保存会

特攻艇の戦争遺跡を公園に 和歌山県田辺市の保存会
紀伊民報 2014年11月18日

和歌山県田辺市新庄町のNPO震洋鳥ノ巣基地跡保存会は、平和学習に活用できるよう新庄町の鳥ノ巣地区にある戦跡の洞窟跡と周辺地を公園として整備する。洞窟跡近くの民家(空き家)を撤去し、そこに花壇を造る。洞窟前に特攻艇「震洋」の実物大の模型1艇を展示し、説明板も設置する。保存会の原健二理事長(83)=同市新庄町=は「太平洋戦争終結から70年の節目となる来年夏までに公開できるようにしたい」と話している。

基地跡は、内の浦湾に突き出た鳥ノ巣半島の「付け根」部分の東側にある。特攻艇を格納する洞窟が山の南東斜面に4カ所、斜面の北側などに3カ所ある。当時の海軍が本土決戦用として準備したが、建設中に終戦を迎えた。

郷土史家の故伊勢田進さんらの調べによると、洞窟は高さ・幅ともに3〜4メートル、奥行き約10メートル。「震洋」のほか、人間魚雷「回天」も配備される予定だったとされている。

「震洋」は爆薬を積んで敵艦に体当たりする目的で製造された。全長5・1メートル。ベニヤ板製で軍用トラックのエンジンを使っていたという。

11月から民家の撤去作業に着手。民家は木造平屋一部2階建てで、庭などを含めた敷地面積は約千平方メートル。9月に同NPOが所有者から土地、建物とも寄贈を受けた。

「民家の後ろ側に洞窟が3カ所隠れている。撤去することで洞窟の位置が分かりやすくなる」とNPO副理事長の白井慶さん(78)=同市神子浜2丁目。民家の後ろ側と近くの洞窟計4カ所を公開する予定。

「震洋」の模型は専門家に依頼し、資料を基に製作する。原さんらは、これら一連の作業を来年3月末までに終えたい考えだ。

事業費としてNPOメンバーによる会費や同市からの補助を考えているほか、寄付の呼び掛けも始めている。会員は約20人だが、来年中に100人以上に増やしたいとしている。

原理事長は「遺跡を保全し、戦争とは何か、どのような時代であったのかなど理解していただけるような場にするため、NPOを設立した。小中学生や高校生をはじめ多くの方に来ていただけるよう積極的に情報発信したい」と話し、協力を呼び掛けている。

   

道立公園、森づくりの第一歩〜サポーターが苗畑の除草作業

北海民友新聞社

道立公園、森づくりの第一歩〜サポーターが苗畑の除草作業
(2007年6月6日)
 元紋別の海岸段丘に造成を進めているオホーツク流氷公園(道立広域公園)づくりに関わる市民ボランティア組織「公園サポーターあおぞらの会」(八島義弘会長)は公園内に計画している「どんぐりの森」の苗づくりに励んでいる。2年前にドングリを植えた50平方メートルの苗畑で7〜8センチメートルほどの苗に育ち、3日には市民を含め20人ほどが「雑草に負けないで」と周りの草取り作業を行った。
 紋別地方にはドングリの実を付ける木はミズナラやカシワ。紋別の植生に詳しい米原ふさ子さんの指導で、一昨年、近隣の林から採取したドングリを公園内に苗畑をつくり植えて管理していた。樹種、樹齢の違った樹木を植えることが森づくりに有効であることから苗畑にサクラも同時に育てている。ドングリはカシワモドキという種類で、ミリ単位の太さで背丈も7〜8センチほど。20センチメートル以上に伸びているタンポポや雑草などのなかに隠れている。参加者は少しずつ丁寧に雑草をかき分けながら苗木を見つけ出していった。
 次に見つける時には判りやすいようにと立て札をつける作業もあわせて行われた。
 このほかこの日は今秋の豊作を目指してそばと大豆植えも行った。