地域おこしの力になる! 吉野ケ里歴史公園の軽トラ市

●軽トラ市って知ってますか?
軽トラ市は、軽トラを店舗に見立て、野菜の農作物や加工品、魚などを軽トラ車で販売する市場です。軽トラックの荷台をお店代わりにしてさまざまな店舗が集まる市場のようなことから、「軽トラ市」と呼ばれています。

●農家、林家、漁家には軽トラックは必需品です。
地方を旅すれば、軽トラックが仕事や生活に欠かせないことを実感します。畑に行く、山に行く、漁に行く、用事をする、買い物をする、人を送る、荷物を運ぶなど、狭い道も多い集落の移動に最適です。
軽トラは、荷台がお店にもなりますが、お祭りのステージにもなります。小さい集落で活用しているのを四万十で見たことがあります。

●吉野ヶ里町でもやりたいと商工会が動き始めた
さて、軽トラ市の話です。
吉野ケ里歴史公園の地元、吉野ヶ里町では、地域活性化のために公園の最寄り駅JR吉野ケ里公園駅になんとか特急列車を停車できないかと模索していました。そのためには駅の乗降客を増やし、JRに特急を停めるだけの価値があることを示す必要があると考え、大きなお祭りのない地元で名物になるようなイベントができないかと相談していました。軽トラ市でにぎわっているところがあると商工会のメンバーが聞きつけ、ぜひ吉野ヶ里町で導入したいとの検討が始まりました。

●吉野ケ里歴史公園が協力、繁忙期以外は空いている駐車場をメイン会場に
この動きをキャッチしたのが吉野ケ里歴史公園です。大がかりな軽トラ市が実現できれば、広範囲から人が集まることになります。公園にとっても、さらに知名度を上げることができ、頭打ちになっていた入場者数を増やすことができるかもしれません。吉野ケ里では弥生時代に市(いち)が行われていたという歴史があります。また、地域の課題解決に公園が貢献できるチャンスでもあります。
そこで、公園管理センターでは、国の事務所と相談し、吉野ケ里歴史公園の園地や駐車場を会場にこのイベントが開催できるよう調整しました。公園は大がかりのイベント開催は慣れていますので、主催者である実行委員会のメンバーになり、計画づくり、準備、運営、安全対策、広報に関して必要な助言や協力をします。


軽トラ市ポスター.PNG

●季節を問わず一万人近い人が集まるイベントに成長
毎月第一日曜日の8時から11時30分まで軽トラ市は開催されています。
公園東口のエントランスと駐車場を会場に、軽車両100台以上が集まり、地元佐賀県や福岡県などから出店した軽トラが地元産品を販売します。この軽トラ市、平成21年度から始まったのですが、いまでは、毎回7千人以上の人を集めるイベントに成長しました。

吉野ケ里軽トラ市.PNG

●新たな設備投資をすることなく、地域経済を活性化し、公園の賑わい創出にも貢献
看板の設置や安全対策のための備品は必要ですが公園を改造するなど新たな設備投資はありません。
軽トラ市の一回の売り上げは約250〜300万円あります。地元に新しい販売機会を創出することができたことと、軽トラ市来場者が地域で消費する効果も出てきました。公園の入場者も増えています。

公園は、地域おこしの舞台にもなります。


写真の出典:上 吉野ケ里歴史公園HP  下 佐賀県HP

「八王子朝市」横山町公園で開催へ−地元商店主ら有志、プロジェクト立ち上げ /東京

「八王子朝市」横山町公園で開催へ−地元商店主ら有志、プロジェクト立ち上げ /東京
みんなの経済新聞 12月4日

地元有志による「八王子朝市プロジェクト実行委員会」の主催。当日は菓子店の雄月堂(左入町)や八王子産の桑茶を製造・販売する創輝(新町)、「農業でまちづくり」をコンセプトに新規就農の支援などを進めるFIO(堀之内)、梅干し専門店「うめ八」(本町)や「八王子ナポリタンクラブ はちナポ」のほか、栃木県で農産物を手掛ける鎌上ファームなど13店舗が軒を連ねる。

市内の飲食店を巡ってワインを飲み歩く「St Vincent Hachioji(サン・ヴァンサン・八王子)」に合わせてパンのマルシェが開かれるなど「八王子には朝市につながる土壌ができつつある」とプロジェクトに携わるまちワイ(旭町)の星見さん。ここ1年ほど前からは商店主の側からも朝市の開催に向けた声が上がり始め、「いろいろな人と飲みながら話しあい、やりたいという流れがあった」という。そこで今回、来春からの本格的な開催に向けて実行委員会を立ち上げ、試験的に朝市を開催することにした。

「自主完結」をコンセプトとしており、テントなどは出店者自らで用意する。「商売は自分でやるもの。その中で顔が見える商売が大事」と星見さん。朝市の定例化に向け行政などにも協力を呼びかけており、「暖かくなれば7時くらいからできるかもしれない。そうすれば、商店街が静かな時間に八王子の街中を盛り上げることができる」とした上で、「続けていくことでいずれは観光などへもつなげていければ」と期待を込める。

開催時間は9時〜12時。