米国国立公園局の「グリーンパークス」の取り組み 日本でも広めたいと思います。

グリーンビルディング (Green Building)という考え方があります。日本語でいうと、「環境配慮型建物」「環境配慮型不動産」「環境に優しい建物」などと訳します。

一般的な建物と比べて、エネルギー、水、天然資源の使用量が少なく、廃棄物の発生量も少ない、そこに住む人々にとって、より健康的な建物をいいます。

公園にもこの考えを導入して取り組んでいるところがあります。米国国立公園局です。

2012年のアースデーに、管内の国立公園で省エネ、省資源、廃棄物の減少、リサイクルの徹底などを目標管理するグリーンパークスプラン(GPP)を発表しました。

グリーンパークプラン.PNG

国立公園局では、各国立公園で積極的にこの取組をするよう、またどのようにこのグリーンパークスに取り組んでいるか市民に知らせるために、映像コンテスト実施しました。

コンテスト上位3作品がユーチューブにアップされています。優勝したグランドキャニオン国立公園の映像が秀逸です。どのような取り組みをしているかよくわかります。

グリーンパークスという言葉は、まだ世界でもあまり使われていません。ネットで調べた限りでは日本でも使っているところはないようです。日本でも、グリーンパークスの考え方を広めたいものです。


温暖化対策の「植樹」に関心 批判意見も

温暖化対策の「植樹」に関心 批判意見も
AP 2007.06.03

米ニューヨーク州オールバニ(AP) 車やエアコンを使う代わりに、木を植えよう――。地球温暖化の主因とされる二酸化炭素排出を「打ち消す」ために、途上国などで植樹を進める運動が関心を集めている。米俳優レオナルド・ディカプリオによる大規模な植林などの例が有名だが、一般市民が参加できるプログラムも増加中。ただ、一方には打ち消しの効果を疑問視する声もある。


人間の活動で排出される二酸化炭素は、温暖化の主な原因とされている。一方、植物は二酸化炭素を吸収して光合成を行う。そこで生まれたのが、樹木を植えることによって排出分を相殺しようという発想だ。最近では、英ロックバンド、コールドプレイが、CDの製作過程で排出する二酸化炭素を吸収させるため、インドにマンゴーの木1万本を植えて話題を呼んだ。また米デルタ航空は来月、利用者がインターネット上でチケットを購入する際、国内線なら5ドル50セント、国際線なら11ドルで、植樹を申し込めるサービスを開始する。デルタ航空と提携する非営利組織(NPO)、コンサベーション・ファンドでは「簡単な手続きで大きな貢献ができる」と、参加を呼び掛けている。


ネット上ではこのほかにも、「40ドルで途上国に400本の植樹」(ツリーズ・フォー・ザ・フューチャー)など、多くのNPOが市民参加型のプログラムを実施している。申し込み希望者はまず、「車を何キロ運転するか」「電気をどのくらい使っているか」「飛行機はよく利用するか」などの質問に答える。これに基づいて本人の二酸化炭素排出量と、それを打ち消すのに必要な樹木の本数が自動的に算出される――というのが、一般的なパターンだ。


しかし、地球上で排出される大量の二酸化炭素を、植樹で打ち消そうとするのは「非現実的」と主張する専門家も多い。03年の統計によると、化石燃料を燃やすことによって排出された二酸化炭素は、全世界で年間73億トン。これに対し、植えられた木が100年間で吸収する二酸化炭素は、「一本につき5−6トン」(コンサベーション・ファンド)にすぎないという。植えられた木が吸収する二酸化炭素量は「木の種類や樹齢、植える場所によってまったく違う」との指摘もある。カナダ・ビクトリア大で温暖化問題を研究する専門家、アンドリュー・ウィーバー氏は「人々が植樹に参加することで、温暖化対策に貢献した気分になってしまうのは危険。何の解決にもなっていないのが現実だ」と、手厳しく批判する。


一方、植樹プログラムを実施するNPOのひとつ、カーボンファンドのエリック・カールソン氏は、「木を植える運動は、われわれが市民に提供する多数の選択肢のひとつにすぎない」と強調。「代替エネルギーの普及や、エネルギー効率の向上に協力するプログラムもある。また、日常生活の中で省エネを心がけることも立派な貢献だ。それぞれに長所も短所もあるが、最悪なのはこういった地道な努力を『偽善』と呼び、何もしないことだろう」と話している。