新地ビール「梅が里麦酒」に期待 宮田梅公園で取水神事

長野日報 2007-6-10

新地ビール「梅が里麦酒」に期待 宮田梅公園で取水神事

 宮田村の「村おこし実行委員会特産品開発部」(田中一男部長)は9日、同村新田の梅公園で地ビール「梅が里麦酒」の取水の神事を行った。中央アルプスの清らかなゆう水を使い、「梅の里・宮田村」にちなんだ新たな村おこし地ビールの販売、ブランド展開に期待を寄せた。

 2005年、「商業の活性化を」と、同村の酒販店活性化委員会が地ビール「伊勢滝の風」を企画、販売。しかし、今シーズンは昨年7月の豪雨災害で中央アルプス山ろくにある取水口「伊勢滝」へのルートが寸断され、販売をやむなく中止した。そこで同開発部が同じ中央アルプスを源にする梅公園のわき水を使った「梅が里麦酒」を発案し、水質検査などを経て、発売への第1歩となる取水の神事にこぎつけた。

 神事は奈良時代、宮田村に隠れ住んだと伝えられ、梅公園に歌碑が建つ他田(おさべ)親王にゆかりのある奈良県五條市、御霊神社の藤井治宮司が執り行い、関係者20人余りが参列。取水とともに、祝詞をあげ、おはらい、お神酒を酌み交わし、新ビールの無事発売を祈った。田中部長は「これからは目に見えて動き出していくだけに楽しみ。来年には伊勢滝への道路も復旧する見込みで、梅の咲く初春とビールがおいしい夏の2回、発売できれば」と話す。

 「梅が里麦酒」は同村にある南信州ビールで醸造し、3000本を村内酒店限定で7月6日から発売する予定。価格は330ミリリットルで500円。すっきりした風味の「伊勢滝の風」とは異なった「コクのある味」に仕上げるという。