国際シンポジウム「パークマネジメントの未来」-魅力ある公園とその経営-ポスターセッション参加作品紹介 その6

優秀賞 「国営みちのく杜の湖畔公園における地域振興に寄与する公園管理」     一般財団法人 公園財団
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「国営みちのく杜の湖畔公園における地域振興に寄与する公園管理」ポスターの一部を表示 全体は、記事最下部にあるツイッターで見ることができます。

第6回目は、「国営みちのく杜の湖畔公園における地域振興に寄与する公園管理」の取り組みです。

国営公園などその地域を代表する大規模公園は、今後ますます効果的な働きが求められます。ことに、人口減少時代にあって、地域経済をささえ交流人口を増やすキラーコンテンツとして重要になります。

その地に行かなければ体験できないアクティビティや美しい景観、郷土の歴史や文化を堪能すること、こうしたことを開発し、サービス商品として提供することで、来園者が喜び、地域も誇りをもち、雇用の創出にもつながります。

みちのく杜の湖畔公園では、東北唯一の国営公園であり、仙台市郊外の川崎町にある釜房湖のダム周辺を活用した地域特性を生かして、地域振興に寄与する取り組みをしています。

ポスターでは、@大規模花壇用の花苗を公園へ土地を提供した地元農業生産組合に栽培委託し、生活再建と農業継続をしていること A地元川崎町と協力し、新規地場産品として、牛肉、チョコレート、そばを使った商品開発をしていること Bかつて東北地方で盛んにおこなわれていた馬搬・馬耕を再現したイベントの実施
を紹介しています。

これからこうした取り組みは、全国の公園で求められます。グッドプラクティスとして参考にしたいものです。

※シンポジウムの実行委員会事務局を担った一般財団法人日本造園修景協会のご厚意で、これらの作品を当ブログで紹介しています。


国際シンポジウム「パークマネジメントの未来」-魅力ある公園とその経営-ポスターセッション参加作品紹介 その5

優秀賞 神戸震災復興公園・「みなとのもり公園運営会議」
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「みなとのもり公園運営会議」ポスターの一部を表示 全体は、記事最下部にあるツイッターで見ることができます。

第5回目は、神戸震災復興記念公園・「みなとのもり公園運営会議の取り組み」です。

震災復興記念公園2000年に都市計画決定がされ、2002年からプラン作りが始まり、2007年に工事着工、そして2010年に開園しました。この各段階で多くの市民がワークショップや検討会等に参加し、行政との協働でプランの検討をおこないいまある公園の形をつくり上げました。

植栽では、市民がドングリから育てた苗木を植樹するなど、工事段階でも市民の参画を実現しました。

こうした市民参画でつくった公園を、開園後も、利用段階で起こるさまざまな課題をみんなで解決したり、よりよい公園にする活動のために「みなとのもり公園運営会議」を発足させ、「つくり続ける公園」としています。

※シンポジウムの実行委員会事務局を担った一般財団法人日本造園修景協会のご厚意で、これらの作品を当ブログで紹介しています。



国際シンポジウム「パークマネジメントの未来」-魅力ある公園とその経営-ポスターセッション参加作品紹介 その4

優秀賞 「「人を集める公園」から「人に寄り添う公園」へ」
千葉大学大学院園芸学研究科環境健康学領域岩崎寛研究室 医療法人仁寿会石川病院、ガーデンショップ山咲

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「「人を集める公園」から「人に寄り添う公園」へ」ポスターの一部を表示 全体は、記事最下部にあるツイッターで見ることができます。

第4回目は、千葉大学大学院園芸学研究科環境健康学領域岩崎寛研究室 医療法人仁寿会石川病院、ガーデンショップ山咲の3者による「「人を集める公園」から「人に寄り添う公園」へ」です。

姫路市にある石川病院の建物周辺の緑地を公園と見立てて、病院職員、地域の園芸店・園芸療法士からなる異業種協働チームで、管理運営し、患者や地域住民が緑を楽しめる場所にする取り組みから見えてきたこれからの公園のあり方についてのレポートです。

パークマネジメントは、公園の中だけで行われるものではありません。様々なオープンスペースを公園と見立てて新しい時代のニーズを取り込むマネジメントが求められていることを実践で証明しています。

これも、大変面白い取り組みです。

※シンポジウムの実行委員会事務局を担った一般財団法人日本造園修景協会のご厚意で、これらの作品を当ブログで紹介しています。


国際シンポジウム「パークマネジメントの未来」-魅力ある公園とその経営-ポスターセッション参加作品紹介 その3

優秀賞 「河川環境楽園における環境教育とエコパラクラブ」 国営木曽三川公園・河川環境楽園 自然発見館

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「河川環境楽園における環境教育とエコパラクラブ」ポスターの一部を表示 全体は、記事最下部にあるツイッターで見ることができます。


第3回目は、国営木曽三川公園・河川環境楽園 自然発見館の「河川環境楽園における環境教育とエコパラクラブ」の取り組みです。

自然発見館という実験や体験・創作などができる複数の教室がある工房を拠点に、常駐するスタッフが、学校団体向けプログラム群やファミリー向けプログラム群を開発し、年間2万8千人もの参加者を集めています。

リーズナブルなプログラム参加料を参加者に負担してもらうことで、スタッフの人件費を生み出し、まさにプログラムで「稼ぐ公園」を実践しています。

需要を喚起することで環境教育の新しいスタッフの雇用を創出している好事例です。

※シンポジウムの実行委員会事務局を担った一般財団法人日本造園修景協会のご厚意で、これらの作品を当ブログで紹介しています。


国際シンポジウム「パークマネジメントの未来」-魅力ある公園とその経営-ポスターセッション参加作品紹介 その2

優秀賞「公園を活用した健康づくり」 一般財団法人 大阪スポーツみどり財団

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「公園を活用した健康づくり」ポスターの一部を表示 全体は、記事最下部にあるツイッターで見ることができます。

第2回目は、大阪スポーツみどり財団が取り組んでいる「公園を活用した健康づくり」です。国民医療費がますます増えるなか、都市公園を活用して医療費削減に取り組もうという意欲的な試みです。

その肝は、本当に健康づくりが必要な人を公園に招き入れるため、スロージョギングという体への負担が少なく誰でもでき、続けられるメニューを活用しているところです。

素晴らしい取り組みです。これから、日本全国の公園で、こうした動きが展開されるといいですね。

※シンポジウムの実行委員会事務局を担った一般財団法人日本造園修景協会のご厚意で、これらの作品を当ブログで紹介しています。



国際シンポジウム「パークマネジメントの未来」-魅力ある公園とその経営-ポスターセッション参加作品紹介 その1

最優秀賞「津波に備えよう~高台プレーパークの実践〜」兵庫県立大学大学院 緑環境景観マネジメント研究科
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「津波に備えよう~高台プレーパークの実践〜」ポスターの一部を表示 全体は、記事最下部にあるツイッターで見ることができます。

2015年5月14日に兵庫県立淡路夢舞台国際会議場で開催した国際シンポジウム「パークマネジメントの未来」の参加者は海外からの参加者70名を含め約450人が参加し大盛況で、興味深いセッションが続き、パークマネジメントの進展にとり大変意義深いものでした。

中でも、同時開催したポスターセッションには、全国から34点の応募があり、公園関係のポスターセッションとしては初めての試みであり、内容も充実した力作が集まりました。

セッションは、次の五つの分野別に募集がされました。
@ 健康(健康づくり、健康な社会、福祉、安全・安心、防災などをテーマとした取り組み)
A 環境(環境の創造、自然との共生、生物多様性の確保などをテーマとした取り組み)
B 協働(市民協働、企業参画、地域との協働などをテーマとした取り組み)
C 経営(公園経営、ビジネスチャンスとしての公園などをテーマとした取り組み)
D 次世代支援(冒険遊び場、森の学校、子育て支援などをテーマとした取り組み)

全国で、地域が抱える課題を解決しようと頑張っている公園関係者にとって、参考になるものばかりです。

シンポジウムの実行委員会事務局を担った一般財団法人日本造園修景協会からのご厚意で、これらの作品を当ブログで順次紹介いたします。

まず、最初は、最優秀賞を受賞した兵庫県立大学大学院 緑環境景観マネジメント研究科による「津波に備えよう~高台プレーパークの実践〜」です。

高台に津波被害から逃れる避難地づくりをするためにプレーパークと結びつけ、高台を身近な遊び場と活用してもらい遊びながら防災の知恵・知識を習得するなどの効用の発揮を狙いとしています。

必ずくるという南海トラフ巨大地震への備えです。